先週だったか、ワールドビジネスサテライトに梅田望夫という人が出ていて、Web2.0の話をしていた。その時は残念ながら最後の5分しか見れなかったので、その人の本を買って読んでみました。そしてその内容に大変強い衝撃を受けました。
例えば、次の時代への三大潮流として、著者は「インターネット」「チープ革命」「オープンソース」を挙げています。これは筆者の意見を自分の理解できる範囲で書くと、
インターネットで不特定多数無限大の人々とのつながりを持つためのコストがほぼゼロになり、チープ革命で、IT関連製品のコストが年率30%から40%で下落していことで、インターネットへ繋がる(受信、発信)際の諸費用が劇的にさがり、さらにインターネットで情報(課題)が共有される(オープンソース)ことで多くの人や時間が費やされ、その力が結集することで次々と課題が解決されることになります。
つまり、インターネットの世界に参加しやすくなって、多くの人がインターネットの世界にアクセスしやすくなり、物理的な(人件費や時間)諸条件により人の力を結集することが出来にくい現実世界に比べて、はるかに時間や人が集めやすく、短期間で大きなことが出来てしまう、という現実世界では考えられないようなことが起こってます。
以前の常識で考えられなかったこととしては、インターネットの世界が広がることによって、其の中で仮想商店を作れば、収入を得ることができるようになったため、貧困地域の人がこれを行えば世界的な賃金格差の是正になったり、ロングテールと呼ばれた、本屋で売れないため従来は捨てられ省みられなかった本たちが、その存在を調べる時間的金銭的な負担がゼロに近くなったため、こういった本の売り上げがアマゾンの3分の1を占めるまでになった、等の逸話が載っています。
そして、チープ革命によって、コンテンツ作成の敷居も低くなったため、インターネットは総表現社会になり、コンテンツがあふれるようになってくる。以前は、こうしたコンテンツの玉石混交な状態に、検索システムが出来たことによって、ネット上の知の世界が整理されて、有用な情報が能動的に取捨選択できるようになりブレークスルーが起きた。でもこれからは、テレビやラジオのように、受動的に情報を得たい人に対しても、その個人にあった内容で送られることになる、自動秩序形成システムというようなシステムが作られたら、そこでまたブレークスルーが生まれる、というようなことも書かれています。
筆者の考えを十分には理解できていないけれど、わかる部分だけでもおぼろげな未来像が見えてきて、わくわくするものを感じます。
久しぶりに、読み応えのある本でした。
目次
序章 ウェブ社会―本当の大変化はこれから始まる
第1章 「革命」であることの真の意味
第2章 グーグル―知の世界を再編成する
第3章 ロングテールとWeb2.0
第4章 ブログと総表現社会
第5章 オープンソース現象とマス・コラボレーション
第6章 ウェブ進化は世代交代によって
終章 脱エスタブリッシュメントへの旅立ち
例えば、次の時代への三大潮流として、著者は「インターネット」「チープ革命」「オープンソース」を挙げています。これは筆者の意見を自分の理解できる範囲で書くと、
インターネットで不特定多数無限大の人々とのつながりを持つためのコストがほぼゼロになり、チープ革命で、IT関連製品のコストが年率30%から40%で下落していことで、インターネットへ繋がる(受信、発信)際の諸費用が劇的にさがり、さらにインターネットで情報(課題)が共有される(オープンソース)ことで多くの人や時間が費やされ、その力が結集することで次々と課題が解決されることになります。
つまり、インターネットの世界に参加しやすくなって、多くの人がインターネットの世界にアクセスしやすくなり、物理的な(人件費や時間)諸条件により人の力を結集することが出来にくい現実世界に比べて、はるかに時間や人が集めやすく、短期間で大きなことが出来てしまう、という現実世界では考えられないようなことが起こってます。
以前の常識で考えられなかったこととしては、インターネットの世界が広がることによって、其の中で仮想商店を作れば、収入を得ることができるようになったため、貧困地域の人がこれを行えば世界的な賃金格差の是正になったり、ロングテールと呼ばれた、本屋で売れないため従来は捨てられ省みられなかった本たちが、その存在を調べる時間的金銭的な負担がゼロに近くなったため、こういった本の売り上げがアマゾンの3分の1を占めるまでになった、等の逸話が載っています。
そして、チープ革命によって、コンテンツ作成の敷居も低くなったため、インターネットは総表現社会になり、コンテンツがあふれるようになってくる。以前は、こうしたコンテンツの玉石混交な状態に、検索システムが出来たことによって、ネット上の知の世界が整理されて、有用な情報が能動的に取捨選択できるようになりブレークスルーが起きた。でもこれからは、テレビやラジオのように、受動的に情報を得たい人に対しても、その個人にあった内容で送られることになる、自動秩序形成システムというようなシステムが作られたら、そこでまたブレークスルーが生まれる、というようなことも書かれています。
筆者の考えを十分には理解できていないけれど、わかる部分だけでもおぼろげな未来像が見えてきて、わくわくするものを感じます。
久しぶりに、読み応えのある本でした。
目次
序章 ウェブ社会―本当の大変化はこれから始まる
第1章 「革命」であることの真の意味
第2章 グーグル―知の世界を再編成する
第3章 ロングテールとWeb2.0
第4章 ブログと総表現社会
第5章 オープンソース現象とマス・コラボレーション
第6章 ウェブ進化は世代交代によって
終章 脱エスタブリッシュメントへの旅立ち
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