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里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「金魚草」

2023年03月21日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3  

彼岸の生花用にとキンギョソウを頂いたので、水墨画で描いてみました。
今咲くのはハウスでの栽培だと思うので、結構高価なのではないでしょうか。
ぷっくらとした花弁は可愛らしく何となく面白みもあり、キンギョソウという名がピッタリです。
ボリュームがあって見栄えがします。頂いたのはピンクと黄色ですが、色合いがクリアでいかにも春らしさを感じさせます。
一寸調べてみると品種も多数育成され色や形も豊富で切り花や花壇、鉢物と広く作られています。
英名ではスナップドラゴンと呼ばれるそうですが、花全体を龍の頭から尻尾に見立てたものでしょうか。
そう思ってみると、そんな気もしてきました。


アブラナ科野菜のトウが美味しい

2023年03月20日 | 畑:花菜類

冬越ししたアブラナ科野菜は春になると自然にトウが立ってきます。
ナバナ類はそもそもトウを穫るのが目的で、我が家でも「つぼみ菜」は盛りになってきました。
葉物を穫るのが目的のアブラナ科にもトウが美味しいものが多い。我が家ではターサイや縮み雪菜。
今年は大寒の日を境に酷寒となり、花芽の方は意外に進みませんでした。
葉もしっかりした株が多く、濃緑で厚みが増し美味しいので、例年なら放置される時期になっても穫られていました。
しかし、3月に入ってからは気温が上がり、遅れていたトウも伸び出しました。
これがターサイ。


例年よりは少し遅いもののほとんどの株からトウが伸びてきました。


例年ほど穫り残された株は多くありませんが、それでもかなり残っています。


ターサイのトウは美味しく食べられます。今年はボリュームも結構あるようです。


花の咲き出したものからまだ伸びていないものまで個体差があるので、集中しないのも良い。
これは縮み雪菜。


ターサイと似ていますが、今のボリュームはこちらの方が良さそう。


こちらも例年より遅くまで収穫されていましたが、それでも大分残っています。


ターサイ同様こちらのトウも非常に美味しい。
茎立ち菜として作っている「仙台雪菜」とは全く別物で、縮み雪菜はターサイから育種されたもの。
トウに付いている葉も細かく縮れています。

トウの伸び出しはターサイより若干遅いようです。
これはチンゲンサイ。


外葉が枯れややボリューム不足です。


例年より残されている株は少ない。


チンゲンサイのトウはターサイや縮み雪菜に比べると味は落ちます。
それでも助っ人はよく穫っているようです。
これは水菜。


アブラナ科には間違いありません。花は綺麗な黄色の十字花です。
今はまだ蕾ながら近づけばハッキリと膨らんでいます。


ボリュームがなく食するには適さないと思いますが、食べるのに支障はありません。
これはハクサイ。


ハクサイを放置しておくとトウが伸び出します。


わき芽が残っていれば結構穫れて美味しい。
このハクサイのトウを穫るため、生育の悪い不結球の株を春まで残しておく方も見られます。



彼岸の入りに雪

2023年03月19日 | 暮らし

彼岸の入りに雪となりました。
暖かい日が続いていただけに少々の驚きです。前日より日中の気温が10度以上も下がりました。
この程度の雪は珍しいことではありませんが、緊張感はあります。
昨日午後、ピーク時頃の庭。


雪の花となりました。
すぐ傍の竹のしのりが凄い。


この時期特有の重い雪です。
我が家のすぐ前の幹線道路はこんな状況。


水分が非常に多いためベジャベジャのシャーベット状態です。
もっと気温が低ければかなりの積雪になっていたでしょう。
畑の寒玉キャベツ。


今年二度目の雪中甘藍と言ったら大袈裟でしょうか。
春キャベツも雪中です。


当地方、気圧配置が西高東低の厳寒期よりそれが崩れた時が怖い。
特に春雪は重さが半端でなくこれまで何度も苦労させられてきました。
古いハウスが数棟あると気が休まらないものです。
3月末から4月になってからも大雪に見舞われたことがあり、まだまだ油断できません。



ジャガイモは早めの省力植付け

2023年03月18日 | 畑:土物類

ジャガイモを予定より早く植え付けました。
当地方のジャガイモの植え付けは3月下旬から4月初めが適期とされています。
それからすると少々早過ぎることになります。
今年は春の彼岸過ぎと思っていましたが、様々立て込みそうなので早めました。
気温だけは先週あたりから急に高くなっており、春の様相です。
但し、種芋は3週間欲光する予定でしたが2週間しかできませんでした。
畑は例年と同じ小さな畑で約1a。利用率が低いため実質はその2/3程度です。


近くの立木が大きくなり年々日当たりが悪くなっています。
利点は霜の降りる心配が殆どないことで、早く芽が出ても安心です。
この畑には落ち葉をすき込んでおり、その痕跡が残っています。
半月ほど前にはすでに元肥をやり耕耘しており、これはその時のもの。
我が家では多くの場合、元肥は帯状の全層施肥です。
まず畝の中心になる位置に目印線を付けます。畝間は広く1m。


目印線を中心に約50㎝幅に元肥を散布。


ゆっくりと深くロータリー耕耘し、帯状全層施肥は完了です。


種芋は、一昨年から自家種を止めて全て購入種にしました。
近年、品種は男爵一品種のみ。
欲光期間が短いので芽は僅かしか伸びていません。


種芋は頂芽優勢の原則にしたがって、縦切りに2分割。
種芋の大きさでまれに3分割、分割なしもあります。種芋7㎏で140個だったので1分割平均50g。
前日に済ませています。


植付け前に再度ロータリー耕耘。畝間1mで中心になる位置に再び目印線を付けます


畝間を広くしているので株間はやや狭めの30㎝。
目印線の位置に種芋を押し込むようにして植付けます。


覆土は管理機を利用。
畝立てロータの爪を左側は外向き、右側は内向きにセット。


土のはね上げは最低にし、種芋が畝の中心になるよう逆転で盛って行きます。


左回りに往復します。


管理機で楽に覆土完了です。


鍬で軽くならし整えると覆土の厚さ5、6㎝になります。


これで省力植え付けは終了です。


昔は鍬で植え溝を作り元肥をやってから植付け、さらに鍬で覆土をしていました。
このやり方をするようになって非常に短時間で楽にできるようになりました。


青味が復活した寒玉キャベツを穫る

2023年03月17日 | 畑:葉菜類

今年は寒玉キャベツを未だ盛んに収穫しています。
秋キャベツを遅くまで穫っていたため冬キャベツの収穫が後ずれしました。


品種はトーホク種苗の「寒玉キャベツ」と言う分りやすい品種。
寒玉キャベツは低温に晒されると葉にアントシアニンの色素の紫色が現れてきます。
今年は大寒までは暖冬傾向でしたが、その後は酷寒。
2月11日には積雪20数㎝の雪中甘藍となりました。
これが雪が降り出す直前の寒玉キャベツ。


雪が溶け出したときの寒玉キャベツ。


紫キャベツの様相です。
但し紫になるのは直接寒気に晒される葉だけです。
この品種は特に紫色が強く現れるようです。
今月に入ると総じて気温が高く、春の様相になってきました
それとともに寒玉キャベツの色が変化してきました。


外葉の色はそれほど変化しませんが、結球は紫が消え青味が大きく復活しています。
昨年の今頃は外葉がかなり枯れていました。昨年は一冬を通して厳しい低温で、一部に寒玉キャベツとしては珍しく凍害の症状が見られました。
それから見ると、今年は大寒前が暖かかったと言うことでしょう。
完全結球して厳冬に突入しましたが、凍害はほとんど見られません。この株が僅か凍害の痕跡があります。


アントシアニンの紫色のとれ具合にも個体差はあります。

これは紫色が残っています。しかし、あのくらい色付けば普通はこんなものでしょう。


これはほぼ青味だけと言ってよい。


この品種はアントシアニンが気温の変化に敏感に反応するようです。
一つ穫ってみました。


寒玉の紫色はほぼ消えています。ずっしりとした重量感。
まだ、当分収穫は続きます。
寒玉キャベツは炒め物や煮物に適し、生食には適さないと言われます。
しかし、小生は千切りで普通に食しています。助っ人も問題ないと言います。
こちらは春キャベツ。品種は「金系201」。


ハッキリと結球の気配が見えています。
最近の気温も高いので、 4月半ばから穫れるかもしれません。
それなら、冬キャベツから間を置かずに収穫が続くことになりますが、どうでしょう。