里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

みちのくにも春の使者!福寿草が咲く

2023年03月07日 | 野山

福寿草が咲いてきました。
先月末から日当たりの良い庭の一部からポツポツ咲き始めました。
ここ数日の暖かさで急速に咲いたようです。


当地で春を告げる野草と言えば、やはり福寿草でしょう。
例年だと3月早々にほぼ咲き揃うことが多い。早い年には2月中に咲き揃います。
それから見ると、今年は昨年とほぼ同じか若干早いくらい。
今冬は大寒までは暖冬傾向、その後は酷寒、そしてここにきて急に気温が上がってきました。
福寿草は春先の気候を表す格好の指標になっています。
例年、庭の日当たりの良いところが最も早く咲きます。今年最初に咲き始めたのが10日ほど前。

いつも置き石の側が気温が上がりやすく一番早い。


次いで、この辺り。


早い年には2月半ばには咲き始めるので、1週間から10日ほど遅い感じでしょうか。
やはり、大寒以降の酷寒が効いているようです。大寒以前の天候が続いていれば例年並に咲いていたと思います。
3年ほど前イノシシが侵入して傷められ大分少なくなりました。
これからもう少し咲いてくるでしょう。


ここは庭外れの別の場所。日陰なので出始めたばかりです。


こちらは裏山の土手。


もともと群生気味に生えていましたが、こちらもイノシシに荒らされました。
日当たりの良いところは咲いてきましたが、まだ咲き揃ってはいません。


南傾斜なので日当たりの良いところは10日ほど前にポツポツ咲いてきました。
周りには竜のひげが一面に群生しているため福寿草の方が負け気味です。


福寿草の黄金色と竜のひげの光沢のある群青色のコラボも見られます。


蕾の出始めから咲き始めまで、遅いところはこれからです。


福寿草は蕾の状態で芽を出し、茎が僅か伸びる間もなく花が咲きます。それから茎が伸び葉が開いてきます。
早く咲いたところは葉がかなり展開してきました。

1株で2個、3個と咲いているものはより綺麗に見えます。


近くにはヤブコウジが赤い実を着けまだ残っていました。


寒冷地の野草も冬から春へとバトンタッチの時期を迎えています。
長い冬に耐え、春到来を告げる福寿草は、その名の通り気持ちがほっこりする野草に違いありません。