里山悠々録

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青味が復活した寒玉キャベツを穫る

2023年03月17日 | 畑:葉菜類

今年は寒玉キャベツを未だ盛んに収穫しています。
秋キャベツを遅くまで穫っていたため冬キャベツの収穫が後ずれしました。


品種はトーホク種苗の「寒玉キャベツ」と言う分りやすい品種。
寒玉キャベツは低温に晒されると葉にアントシアニンの色素の紫色が現れてきます。
今年は大寒までは暖冬傾向でしたが、その後は酷寒。
2月11日には積雪20数㎝の雪中甘藍となりました。
これが雪が降り出す直前の寒玉キャベツ。


雪が溶け出したときの寒玉キャベツ。


紫キャベツの様相です。
但し紫になるのは直接寒気に晒される葉だけです。
この品種は特に紫色が強く現れるようです。
今月に入ると総じて気温が高く、春の様相になってきました
それとともに寒玉キャベツの色が変化してきました。


外葉の色はそれほど変化しませんが、結球は紫が消え青味が大きく復活しています。
昨年の今頃は外葉がかなり枯れていました。昨年は一冬を通して厳しい低温で、一部に寒玉キャベツとしては珍しく凍害の症状が見られました。
それから見ると、今年は大寒前が暖かかったと言うことでしょう。
完全結球して厳冬に突入しましたが、凍害はほとんど見られません。この株が僅か凍害の痕跡があります。


アントシアニンの紫色のとれ具合にも個体差はあります。

これは紫色が残っています。しかし、あのくらい色付けば普通はこんなものでしょう。


これはほぼ青味だけと言ってよい。


この品種はアントシアニンが気温の変化に敏感に反応するようです。
一つ穫ってみました。


寒玉の紫色はほぼ消えています。ずっしりとした重量感。
まだ、当分収穫は続きます。
寒玉キャベツは炒め物や煮物に適し、生食には適さないと言われます。
しかし、小生は千切りで普通に食しています。助っ人も問題ないと言います。
こちらは春キャベツ。品種は「金系201」。


ハッキリと結球の気配が見えています。
最近の気温も高いので、 4月半ばから穫れるかもしれません。
それなら、冬キャベツから間を置かずに収穫が続くことになりますが、どうでしょう。



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