里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

墨彩画「金魚草」

2024年03月25日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3   


過日、彼岸の生花用に金魚草を頂きました。ピンクと黄色の花です。
春らしいクリアな色合いでボリュームがあり華やいだ雰囲気が感じられます。
金魚草の名のとおりぷっくらとした花びらは可愛らしく金魚が沢山寄っているように見えます。
少し調べてみると品種も多く様々な色や形の花が切り花や鉢物、また花壇などにも作られているようです。
日本と同様中国でも金魚草と呼ばれるらしいのですが、英語圏ではSnap-dragonと呼ばれると言います。
かみつくドラゴンと言う意味で、花の姿がドラゴンの顔のように見えることから名付けられたらしい。
ちなみにフランスではgueule-de-loupという名前で呼ばれると言います。
こちらは口を開いたオオカミの顔のように見えることから名付けられたらしい。
東洋人は個々の小さな花の印象を、西洋人は大きな花全体をイメージすると言うことでしょうか。
濃いピンクの金魚草をイメージし墨彩で描いてみました。