里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

長期保存のタマネギとジャガイモはまだイケる

2024年03月27日 | 畑:土物類

長期保存しているタマネギとジャガイモはまだイケます。
気温の上がらないところで腐敗や萌芽をチェックしながら管理してきました。
こちらがタマネギ。


品種は中晩生種「ネオアース」。
大分消費が進み、これだけに集約されました。


例年は僅かながら腐敗するものが見られるのですが、今年は1個もなく終わりそうです。
長期貯蔵する際、心がけていることはしっかり乾燥させることと沢山重ねすぎないこと。
大玉は貯蔵性が劣ると言われますが、あまり気にしていません。
ただ、結果的には大玉を早めに消費しているので、遅くまで残っているのは中玉です。


「ネオアース」は長期貯蔵に最適のタマネギです。過去に何種か作ってきましたが、この品種がピカイチです。
中玉を少し取り出してみます。


長く保存していると次第に外皮が剥け、綺麗な狐色になります。
これも「ネオアース」の良いところで、おそらく一番綺麗なのではないかと思っています。
しかし、今年は貯蔵性抜群の「ネオアース」も2月10日頃には萌芽するものが出てきました。
暖冬のためと思われるので、郎党には早めに消費するよう促しました。
やはり個体差があるので、よく観察して取り出す時に萌芽しそうなものから利用するのが賢い。
萌芽も出始めならあまり違和感なく食することができます。
年によっても差がありますが、萌芽には早いものと遅いもので1ヵ月以上の個体差があります。
この中にも萌芽し始めの球が確認できます。


今年は3月半ば頃には殆ど萌芽するのではないかと思いましたが、そうでもありませんでした。
2月後半から真冬並の寒さがぶり返したので萌芽が抑えられたのかもしれません。
この時期にこの程度残っていれば、例年と変わりありません。
もう新タマネギが出回っていますが、我が家はまだ貯蔵タマネギの利用が続きます。
こちらは畑に植わっているタマネギ。概ね順調のように見えます。


「ネオアース」のほかに初めての早生品種を少し試しに植えています。
こちらの覆いをしているのは保存中のジャガイモ。


小玉ですが、僅かながらまだ残っています。


品種は全て「男爵」。
以前は自種を取って植えていましたが、今は全て購入種にしたので、保存中は芽搔きを徹底するようにしています。
今冬は年内中から芽が出始めました。放置すれば芋が萎びて使いものになりません。
さすがに弱ってはきましたが、まだ使えます。


長期保存のタマネギとジャガイモは残らず使い切ることができそうです。