里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「キャベツ」

2022年02月03日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙 

今、収穫している冬キャベツを水墨画で描いてみました。
結球の周囲に外葉を数枚付けた姿ですが、残念ながら不満の残る出来映えとなりました。
キャベツには葉の中心に太く白い葉脈があり、そこから血管のように枝分かれしていきます。
太い葉脈を白抜きしようとドーサ液を使ってみましたが、うまく効果が出ませんでした。
キャベツは一年中途絶えることなく最も多く出回る野菜と言って良いでしょう。
しかも全て露地物で春夏秋冬それぞれに旬があると言って良い野菜です。
今穫っているキャベツはこの辺りでは寒玉と言われ、真冬が旬。
雪中でも穫ります。多少硬いとはいえ甘味と旨味は一年中で最も強い。
春になれば軟らかい旬の新キャベツが味わえます。
高冷地では真夏が旬。夏キャベツは大産地の独壇場となり全国に出回ります。
秋冬期になれば何処でも一番作りやすく、旬の中の旬と言えるでしょうか。