里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

コツコツと水路の補修をする

2022年02月01日 | 田んぼ

コツコツと水路の補修をしています。
寒いのでやりたくない作業ですが、やるのはやはり冬期間になります。
傷んだ水路を放置すると、後で大きなしっぺ返しが来ます。
それでも今年は傷みが少ない。
昨年は不良天候に悩まされた時期も多少ありましたが、集中豪雨からは免れました。
おかげで直ちに補修するようなことをせずに済みました。
今回も大きな補修が必要なところはなさそうです。
しかし、土側溝では、自然に崩落するのは避けられません。


落ちた土は掘り払いをしながら上げていきます。


崩落を防ぐためには土止めが必要です。
使うのは栗材。今回は、主に山から切り出しストックして置いたものを使います。


先日切り出した栗の木も、近くの場合はそのまま使うこともあります。
ただし、生木は重いのでしばらく放置し、軽くなってから使った方が楽です。
栗の木は水に強いので多少放置しても問題ありません。
太いものは割ってから。杭はチェーンソーで作ります。
この崩落したところを補修します。


このような狭い場所なので補修は全て手作業。
この栗材は昨年切り出したもの。かなり軽くなっています。
栗の木は最も長持ちします。水に強く、他に代替えできる木はありません。
土止め用の杭を掛け矢で打ち込み、横木を入れます。


土を戻して、一応終了。


栗の木は丈夫とは言え、このように次第に劣化します。

弱った古い杭は交換します。


単に新しい杭を追加することも。

これは交換。


新しい杭を掛矢で打ち込みます。

下が固く頭が割れてしまいましたが、大丈夫でしょう。


杭のみを打ち込んだだけでも崩落の防止に効果があります。


寒さは依然厳しい。日陰にはまだ雪が。


これらは一部で、まだ終わっていません。無理をせず時間を掛けてやります。
里山で田んぼを作るには、このような地味な作業が欠かせないのです。