里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

2021年のトマト連続摘芯栽培(株の観察とまとめ)

2021年10月27日 | トマト連続摘芯栽培

今年のトマトは10月半ばで終了。
まだ色付かない実が若干残っていましたが、全て片付けました。
これが最後の記録となりました。
8月のお盆頃は、今年は穫れそうと大いに期待しましたが、後半急失速し残念です。
昨年は第1花房が飛んでしまうという空前のトラブル。変則な連続摘芯栽培になりました。
今年は出だしから概ね順調な生育で、ほぼ想定した連続摘芯栽培が出来ました。
例年どおり第1花房までは普通の1本仕立て、第2花房から連続摘芯栽培をスタート。
第1基本枝の捻枝もスムーズ。




第1花房は奇形果が多くイマイチだったものの第2、第3花房は極めて良好。
第3基本枝の捻枝も順調。


第4花房。

第5花房と極めて良好。


第3基本枝には第6、第7、第8花房と着けましたが、思った以上の着果。


おまけの+α花房を着けた株もあり、これも結構留まりました。
第3基本枝は着けすぎだったかもしれません。


第4基本枝の捻枝自体は問題なく、第9花房の着果もまずまず。


しかし、第10、第11花房の着果は最悪。
おまけの+α花房を着けてみた株もありますが、焼け石に水。


8月中下旬に咲いた花房がダメでした。
長雨と樹勢の低下が原因です。
第3基本枝までの着果が非常に良く、1花房に4果を目安に着けました。
もう少し制限すれば良かったのかもしれません。
第3基本枝の花房を全て3果に制限すればどうだったか。
おまけの+α花房もよく留まったが、着けない方がよかったか。
結果は不明。それでもダメだったかもしれないし、正解を出すのは困難です。
奇形果や病果を摘むのは容易、けれど正常な果実を摘むのは難しい。
摘葉は基本枝をバッサリと整理しましたが、これも多少影響しているかも。
今年の代表的な株の模式図を作ってみました。


赤が花房、緑が葉。花房の数は全部で12花房、おまけの花房を除けば11花房。
しかし、第10、第11花房は合わせても2、3個しか着いていないので除外すべきかもしれません。
正確にはカウントしていませんが、どの株も第9花房までで30個は穫れているはず。
ただ、今年は最も多い株でも40個に届いていないでしょう。
昨年は変則だったので2018年、2019年と今年の模式図を並べ比べてみます。


毎年違いがあります。
近年は、葉数が多く丈が伸び第5基本枝を作るのが難しい。
長年、連続摘芯栽培をやっていますが、これまでのベストは2018年。
ほとんどの株が40個以上を収穫。
最初で最後かもしれませんが、その再現を目指しています。
今年は、第3基本枝まではそれに匹敵する出来だったので残念至極。
再挑戦です。