里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ペコロスまがいを穫る

2020年05月23日 | 畑:土物類

 ペコロスは直径3、4センチの小タマネギのこと。ペコロスというには恥ずかしながら、ペコロスまがいの小タマネギを穫ってみました。
 昨年秋、台風19号の被害でタマネギが予定していたくらい植付けられなくなり、苗が沢山余ってしまいました。そこで、一部をそのまま残し、ペコロスにしようとしたものです。


 これまで、まともにペコロスを作ったことはありませんが、やはり残った苗をそのまま残し、翌年穫ってみたことはあります。
 ペコロスの作り方も、超密植にする程度のことくらいしか分りません。
 そもそも品種がネオアースですから、ペコロスには向かないと思います。形が腰高の球形なので、店で見るような丸形にはなりません。
 管理といえるほどのことはしていませんが、追肥は適宜行っていました。


苗をただ放置していると肥え切れし、たちまち葉が黄色くなってしまいます。これまで液肥を何回かやっているので葉は緑に保たれ、結構元気です。
 間引きはごく混んでいるところをした程度です。
 葉をかき分けないと、中がよく見えません。


 本当は茎が倒れるくらいまで置けば良いのでしょうが、畑の都合で整理する必要があり、穫ってしまうことにしました。


 形は相当の腰高です。品種のみならず密すぎるのと穫るのも早すぎるのでしょう。これをペコロスと言ったらペコロス生産者の方に叱られそうですが、この条件ではこんな程度でやむを得ません。


 一度には処理しきれないので、このまま少し干します。


 ペコロスは、丸ごと煮物にするほか、焼いたり、揚げたりも出来るようなので、自家用には十分使えるのではないかと思います。
 こちらは、畑に植付けた本来のタマネギ。見かけはよく育っています。 


ネオアースは貯蔵が本命ですが、結構早くから穫れます。倒れる株も見えてきました。これからも大きくなりますが、自家用には十分食べることが可能です。