里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

3月の干し柿

2019年03月04日 | 干し柿づくり


 干し柿は、硫黄燻蒸し、吊し始めてからほぼ3ヵ月半、100日以上が経過しています。
 これが、現在の干し柿の状態です。相変わらず茶菓子として出されています。
 前回の写真がほぼ2ヶ月半目でしたから、それからさらに1ヵ月くらい経っていることになります。
比べてみると
 外観は、これが前回のもので2ヵ月半目(11週)。


 これが、現在(3ヵ月半目)。
 水分は、さらに抜け、白粉で真っ白です。見た目でも黒ずみ硬くなってきているのが分かります。
 量も少なくなってきたので、半月ほど前から袋に入れて冷蔵庫で保管しています。


 中身は、これが2ヵ月半目(11週)。




 これが、現在(3ヵ月半目)。
 同じヨウカン状と言っても、色と硬さの程度が違います。手で綺麗には割けないのでナイフで切ってみました。中身がちょうどヨウカンのような状態になっているのがよく分かります。。




 味や食感に大きな違いはないですが、特に小さめの干し柿は表面の皮に近い部分がより硬くなるので、気になる人は気になると言うことでしょう。大きめの干し柿はあまり硬くならないため、今が色も食感もヨウカンのような感覚が味わえます。
 今月いっぱいは茶菓子として出るでしょう。

 10日ほど前になりますが、スーパーに行った折り、福島県伊達地方のあんぽ柿がかなりの量出ていました。色は少々黒ずんでいるものの白粉が吹いていない軟らかなあんぽ柿です。この時期にあんぽ柿を見るのは初めてです。どんな貯蔵をしているのか興味あるところです。
 すぐ脇にわずかでしたが長野県の市田柿も出ていました。こちらは白粉で真っ白な硬めの小さな柿です。いずれも干し柿の大産地ですが、非常に対照的です。