そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

徒歩の旅 第30日 松江 連泊

2009年03月09日 | 2008年日本海側の旅
5月10日(土) 曇のち雨 (「松江レークサイドユースホステル」連泊)

九州以来の足首の痛みもほとんどとれて、あとは転倒や捻挫に気をつけながら歩けばよいだろうというところまで回復し、歩く意欲は十分なのだが、行きがかり上、今日も「休養日」。
朝食後、9時08分のバスにて、自宅からの局留め郵便物の回収、買い物、市内見物などのために松江市街に行く。
9時35分、先ずはじめに松江城を見ることにする。
城の傍に「なんじゃもんじゃ」の木が真っ白な花をつけている。「なんじゃもんじゃ」の木といえば、山崎方代さんの、
「生れは甲州 鶯宿峠に立っている なんじゃもんじゃの股からですよ」という短歌を思い出す。


熊本城と同じく、ここも開府400年祭という。堀尾吉晴のよる築城開始の1607年から完成の1611年までを記念しての、5年間のイベントだそうである。




松江城は、やや小ぶりの黒い城で、江戸時代以前の天守閣が現存する12の城のうちの一つとのこと。山陰地方ではこの城だけである。


天守閣の案内が、日本語、英語、ハングル、中国語で書かれていて国際的なり。


千鳥が羽をひろげたような三角形の破風屋根の形から別名「千鳥城」という。小さいながらも風格を備えたキリッとした印象を与えている。








天守閣へ上ってみたかったが、雨が近づいている気配があり、まずは松江郵便局で用件を果たさなければならずと考え、断念。
城の隣の松江神社。


心を落ち着かせる堀の水のたたずまい。


松江城下の案内図。


10時10分、京橋川をわたり、東茶屋町の「町屋造り」の家屋を見る。松江は「山陰の小京都」とも言われ、古くからの町並みが保存されている。




10時25分、宍道湖大橋を渡り、白潟公園。このころ雨が降り出す。


有名な「夕日スポット」も今日は厚い雲の下。


松江中央郵便局に着くころには雨は本降りになる。局留め郵便物はすぐに判明して回収。郵便物の留め置き期間は10日間。エクスパックを2つ買う。
その後、サティへ買い物に。週末で賑わっている。
まず追加の着替え用Tシャツを買い、食料品売り場で、牛乳、いなりずし、チキンフライ、ウインナー、カルパス、コロッケとメンチカツ、缶コーヒー、を買う。休憩コーナーで、いなりずし、チキンフライ、牛乳、缶コーヒーを食べ昼食。
松江駅に回り、母と自宅へ送るため、お土産品コーナーで名物の「どじょう掬いまんじゅう」を2箱買う。昔、フランス人が出てくる「どじょう掬いまんじゅう」のCMがあったのを思い出す。そう言えば、フランス語で「私は食べます。」は「Je manje.」(ジュ マンジュ)だったっけ、かな?
午後は、時間があるものの雨のため動き回ることも出来ず。
12時40分、松江レイクラインバスという観光バスで市内を回った。赤いレトロ調の観光バス兼市内周遊バスで、料金は200円。


駅前を出発し、松江城、堀川の遊覧船、小泉八雲記念館、宍道湖大橋などを回り、約50分で一周する。


その後、14時25分のバスにてユースに戻る。
夕刻、同宿者のEさんと雑談。彼は僕と同年配で、自動車で日本一周中。日本百名山はやってしまったから次は日本一周と決め、できる限り海岸線に沿って走っているとのこと。道が悪いところや、たまには行き止まりで戻らなくてはならなくなったりもする、などという話を面白く聞く。気さくな感じの人で、「実は1箇所ずるをしていて、天草で島を回らずに橋を渡ってしまったよ」と打ち明けられた。彼の道路地図帳で一緒に今後の道の駅の調査をしたり、情報を教えてもらったりして、なごやかに過ごす。

経費  6,682円     累計  117,613円
歩数  13,788歩    累計には加えず
距離  0km        累計には加えず


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