11月19日(土) 雨のち曇 (満濃池休憩所~宇多津町・善根宿「うたんぐら」)
○本日の参拝
第76番札所 鶏足山宝憧院 金倉寺 (御本尊:薬師如来)
第77番札所 桑多山明王院 道隆寺 (御本尊:薬師如来)
第78番札所 仏光山広徳院 郷照寺 (御本尊:阿弥陀如来)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/60/c77c33ddc03f377d37b159020057e421.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/4f/396953fb0bbf67edf3b84255bd32d3f0.jpg)
目を覚ますと満濃池は雨。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/4a/c75dd343d07ef7e68c6bbe8b204b4ba2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/af/008732508b36bff8ed4d0dfe1c231e07.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/dd/7cb410abdb9b8ad7126bb096f0af9a57.jpg)
雨の中、付近を散策。
案内図。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/2d/a5f55dc0c2f55060ddc005bbf17016c7.jpg)
満濃池略史。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/3e/fbdcb5e71d42e7ae4889a4ef290bed6c.jpg)
満濃池再築の記念碑。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/b6/0e0a79d2a639edc3639a1f3dc3a81b36.jpg)
旧高松藩の勤王の志士松崎渋右衛門の碑。
「君の為 国の為には 惜しからし 仇に散りなん 命なりせば」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/7d/91c2e5d110279815a1fb27cd78225c36.jpg)
7時20分、雨の中を出発。ほたる見公園内の坂を下っていく。公園内には、野宿できそうな東屋が2つ確認できた。
時折自動車が通るだけで、人通りのない昨日通った道を、金刀比羅宮方面に向かって引き返す。雨はときどき強くなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/34/d5916d5acbdcc42280c8428b2cd7666d.jpg)
モノトーンの景色は、遠景の山々が水墨画のように見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/11/eaff982a25b901485771acdad8d26d4f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/b7/e1f5c48ff927ff6d525b3755c53d68a2.jpg)
途中、久保神社で小休止し、
8時40分、国道319号線に出て、コンビニへ。朝食は、カロリーメイトとみかんの残りと侘しかったので、おにぎりと牛乳500ccでパワーをつける。
雲の流れが速くなり、一時雨が上がりそうになるも、再びしとしとと降る中を、ひたすら歩道歩き。仕方がないから、「初しぐれ猿も小蓑をほしげ也」(芭蕉)やら「老いが恋忘れんとすれば時雨哉」(蕪村)やら....を思い出したり、雨の唄を歌ったり。
11時25分、ようやく第76番の金倉寺へ。
仁王門。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/1e/6a3af4599c863584b1fd1000444c1010.jpg)
阿形と、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/21/e05d9445629bf364908fafc8e1f3da23.jpg)
吽形。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/10/39c626447ba4dc8a0e9873bdda2027c7.jpg)
本堂と、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/4d/784e44f6235cbd27de3c039b59d2f790.jpg)
大師堂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/58/0bf459b26d10fca8ba541db42ddf879c.jpg)
金倉寺を後にして、しばらく野中の道を行く。
やがて人家のある方へ行くと、傘をさした男性が、「お接待です。」と小さな焼物のお地蔵さんをくれた。南無大師遍照金剛。
12時40分、道隆寺へ。
仁王門。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/8c/c32c59ea1e5989922a42f5242cf4a5f7.jpg)
本堂と、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/8f/34b72338acf3c90c398519fefca013fa.jpg)
大師堂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/be/7e06ca7f72181fc309ae83bb48913d6b.jpg)
弘法大師千百五十回忌之塔、雨強し。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/de/43c255e4bf665bc6400f535129f6a207.jpg)
道隆寺を出て、しばらく行くと、白衣を着た外人女性のお遍路さんに出会う。降りしきる雨の中の単調な街中歩きなので、どちらからともなく同行することになる。カタコトの日本語と、片言の英語で、歩きながらおしゃべりをした。
彼女は、ワシントンDCから来た、医科大学で小児科を教えている先生だと言った。前回1番から51番まで回ったので、今回は残りを歩いているが、日程の都合で88番までは回れず残念がっていた。
アメリカでは、仏教への関心はもっぱら禅の方で、真言宗は少ない。日本人の友人や『阿波巡礼記』を読んだ影響で、四国遍路を思いたった、とのこと(彼女はユダヤ教徒)。
日本の文化に興味を持っており、古典も英訳でいくつか読んでいて、『平家物語』や『源氏物語』も読んだそうだ。光源氏はビル・クリントンのようだと言うので、それは四国で聞いたナンバーワン・ジョークだと言ったら大笑い。いくらなんでも....。
13時55分、右手奥に丸亀城。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/e4/adb15a8a29e4cac912d1a745ec4ec25e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/e6/4d2ea259b2447f8d0281457db457b35c.jpg)
ワシントンさんのアイデア。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/af/1f94928f36ffc11162338a63a40963fc.jpg)
その後もあれやこれやいろいろな話。
彼女は、歩き遍路をしているうちに、シールに限らず小さな赤いものを見ると、ひとりでにそちらの方に体が寄って行ってしまうようになったそうで、「それが私の『お四国病』ね」、と。
彼女の持っている英語版の遍路ガイドブックを見せてもらったら、奥付に Tateki Miyazaki とあり、あらためて「へんろみち保存協力会」の宮崎さんの偉業を実感した。
それやこれやで、雨も上がり、
14時45分、郷照寺へ。
山門とワシントンさん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/4b/4413cae8a7bf3bcac965605ff7ec926d.jpg)
本堂と、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/cc/57e0e113d3f8ba3b7e730f280030a314.jpg)
大師堂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/87/71a796ca309c51eb0b261bfdd0474391.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/d4/15e7d4b48732ec3441477cc3dd1ddcf4.jpg)
ここで、彼女とはお別れ。「Bon Voyage!」、「ガンバッテクダサイ」と握手をして別れた。
その後、300mほど歩いて、善根宿「うたんぐら」へ。
時間が早かったようで、戸が閉まっていたので、隣の食堂でうどんを食べつつ時間待ち。
御夫婦が戻ってきたので、宿泊手続き。
シャワーを浴び、洗濯をし、近くのスーパーへ買い物をして、その後は炬燵でお二人の話を聞いた。
「うたんぐら」の意味(「うたんぐら」のホームページ参照)や善根宿を始めた動機。昨年3月にはじめてから800人以上が泊まったこと。外人の泊り客も多く、米、英、豪、中、韓、独、仏、伊、洪、等々。青木地蔵堂のHさんとも昵懇だとのこと。また、久万高原で別れた山梨君が前々日に泊まっていったことも知った。
この夜の宿泊客は小生一人で、3日ぶりの布団に、あっという間に眠りに落ちた。
歩数 38,460歩 (累計 1,539,069歩)
距離 25.5km (累計 1065km)
費用 2,030円 (累計 148,708円)
○本日の参拝
第76番札所 鶏足山宝憧院 金倉寺 (御本尊:薬師如来)
第77番札所 桑多山明王院 道隆寺 (御本尊:薬師如来)
第78番札所 仏光山広徳院 郷照寺 (御本尊:阿弥陀如来)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/60/c77c33ddc03f377d37b159020057e421.jpg)
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目を覚ますと満濃池は雨。
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雨の中、付近を散策。
案内図。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/2d/a5f55dc0c2f55060ddc005bbf17016c7.jpg)
満濃池略史。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/3e/fbdcb5e71d42e7ae4889a4ef290bed6c.jpg)
満濃池再築の記念碑。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/b6/0e0a79d2a639edc3639a1f3dc3a81b36.jpg)
旧高松藩の勤王の志士松崎渋右衛門の碑。
「君の為 国の為には 惜しからし 仇に散りなん 命なりせば」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/7d/91c2e5d110279815a1fb27cd78225c36.jpg)
7時20分、雨の中を出発。ほたる見公園内の坂を下っていく。公園内には、野宿できそうな東屋が2つ確認できた。
時折自動車が通るだけで、人通りのない昨日通った道を、金刀比羅宮方面に向かって引き返す。雨はときどき強くなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/34/d5916d5acbdcc42280c8428b2cd7666d.jpg)
モノトーンの景色は、遠景の山々が水墨画のように見える。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/b7/e1f5c48ff927ff6d525b3755c53d68a2.jpg)
途中、久保神社で小休止し、
8時40分、国道319号線に出て、コンビニへ。朝食は、カロリーメイトとみかんの残りと侘しかったので、おにぎりと牛乳500ccでパワーをつける。
雲の流れが速くなり、一時雨が上がりそうになるも、再びしとしとと降る中を、ひたすら歩道歩き。仕方がないから、「初しぐれ猿も小蓑をほしげ也」(芭蕉)やら「老いが恋忘れんとすれば時雨哉」(蕪村)やら....を思い出したり、雨の唄を歌ったり。
11時25分、ようやく第76番の金倉寺へ。
仁王門。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/1e/6a3af4599c863584b1fd1000444c1010.jpg)
阿形と、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/21/e05d9445629bf364908fafc8e1f3da23.jpg)
吽形。
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本堂と、
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大師堂。
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金倉寺を後にして、しばらく野中の道を行く。
やがて人家のある方へ行くと、傘をさした男性が、「お接待です。」と小さな焼物のお地蔵さんをくれた。南無大師遍照金剛。
12時40分、道隆寺へ。
仁王門。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/8c/c32c59ea1e5989922a42f5242cf4a5f7.jpg)
本堂と、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/8f/34b72338acf3c90c398519fefca013fa.jpg)
大師堂。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/be/7e06ca7f72181fc309ae83bb48913d6b.jpg)
弘法大師千百五十回忌之塔、雨強し。
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道隆寺を出て、しばらく行くと、白衣を着た外人女性のお遍路さんに出会う。降りしきる雨の中の単調な街中歩きなので、どちらからともなく同行することになる。カタコトの日本語と、片言の英語で、歩きながらおしゃべりをした。
彼女は、ワシントンDCから来た、医科大学で小児科を教えている先生だと言った。前回1番から51番まで回ったので、今回は残りを歩いているが、日程の都合で88番までは回れず残念がっていた。
アメリカでは、仏教への関心はもっぱら禅の方で、真言宗は少ない。日本人の友人や『阿波巡礼記』を読んだ影響で、四国遍路を思いたった、とのこと(彼女はユダヤ教徒)。
日本の文化に興味を持っており、古典も英訳でいくつか読んでいて、『平家物語』や『源氏物語』も読んだそうだ。光源氏はビル・クリントンのようだと言うので、それは四国で聞いたナンバーワン・ジョークだと言ったら大笑い。いくらなんでも....。
13時55分、右手奥に丸亀城。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/e4/adb15a8a29e4cac912d1a745ec4ec25e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/e6/4d2ea259b2447f8d0281457db457b35c.jpg)
ワシントンさんのアイデア。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/af/1f94928f36ffc11162338a63a40963fc.jpg)
その後もあれやこれやいろいろな話。
彼女は、歩き遍路をしているうちに、シールに限らず小さな赤いものを見ると、ひとりでにそちらの方に体が寄って行ってしまうようになったそうで、「それが私の『お四国病』ね」、と。
彼女の持っている英語版の遍路ガイドブックを見せてもらったら、奥付に Tateki Miyazaki とあり、あらためて「へんろみち保存協力会」の宮崎さんの偉業を実感した。
それやこれやで、雨も上がり、
14時45分、郷照寺へ。
山門とワシントンさん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/4b/4413cae8a7bf3bcac965605ff7ec926d.jpg)
本堂と、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/cc/57e0e113d3f8ba3b7e730f280030a314.jpg)
大師堂。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/d4/15e7d4b48732ec3441477cc3dd1ddcf4.jpg)
ここで、彼女とはお別れ。「Bon Voyage!」、「ガンバッテクダサイ」と握手をして別れた。
その後、300mほど歩いて、善根宿「うたんぐら」へ。
時間が早かったようで、戸が閉まっていたので、隣の食堂でうどんを食べつつ時間待ち。
御夫婦が戻ってきたので、宿泊手続き。
シャワーを浴び、洗濯をし、近くのスーパーへ買い物をして、その後は炬燵でお二人の話を聞いた。
「うたんぐら」の意味(「うたんぐら」のホームページ参照)や善根宿を始めた動機。昨年3月にはじめてから800人以上が泊まったこと。外人の泊り客も多く、米、英、豪、中、韓、独、仏、伊、洪、等々。青木地蔵堂のHさんとも昵懇だとのこと。また、久万高原で別れた山梨君が前々日に泊まっていったことも知った。
この夜の宿泊客は小生一人で、3日ぶりの布団に、あっという間に眠りに落ちた。
歩数 38,460歩 (累計 1,539,069歩)
距離 25.5km (累計 1065km)
費用 2,030円 (累計 148,708円)