そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

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四国の旅 第43日 神山町・「すだち館」へ

2013年01月18日 | 2011年四国の旅-1
11月24日(木) 晴 (大月橋休憩所~神山町・「すだち館」)

○本日の参拝
第1番札所 竺和山一乗院 霊山寺



最後の野宿は満天の星だったが、やはり寒かった。
今日の予定は、第1番の霊山寺にお礼参りをし、その後JR徳島駅で「すだち館」の「お父さん」に車で迎えに来てもらい、宿へ行くという手筈である。

6時40分、ダウンジャケットに手袋着用で出発。すぐに橋を渡り、岩野トンネルを抜ける。


空は晴れ、風強し。


時折、体ごと持って行かれそうになるような強風が来るが、追い風でもあり心はゆとり。第1番の霊山寺から順にお遍路で辿ってきたお寺の名前などを思い出して唱えつつゆるく下っていく。へんろ道ではなく、このまま県道2号線を行くことにする。


7時20分、犬墓の大師堂へ。


大師堂と犬墓。


大師と犬の像。


8時、雲が広がってくる。


8時5分、徳島自動車道をくぐり、


8時10分、日開谷川にかかる上喜来橋を渡る。


途中で出会ったお婆さんに挨拶し、尋ねられるままに、昨日で結願しこれから第1番の霊山寺へお礼参りに行くところだと告げると感激され、握手をしてくれと言われる。手を差し出すと握って、さらに手の甲に自分の額を何度もつけて「有難い」と言うので、戸惑いつつちょっと不思議な気持ちになった。

一時小雨がパラパラときたがすぐにやみ、日がさす。

8時40分、第10番切幡寺への分岐通過。第1番霊山寺へ向かう。


9時10分、ストアーサイジョウにて食料等買い物515円。

10時10分、宮川内谷川渡る。


10時25分、第7番十楽寺を遠望しつつ通過。


10時40分、第6番安楽寺へ。




立派な休憩所あり。


お遍路第2日目は、雨の中でわけもわからず夢中で歩いたへんろ道も、今日は青空の下、ゆとりを持って歩ける。


11時40分、板野町へ。


11時50分、第5番地蔵寺にて小休止。昼食。

仁王門。


本堂。


境内の樹齢800年を超えるといわれる大銀杏。


12時40分、岡の宮の大クス通過。




12時45分、JR高徳線。


12時55分、第3番金泉寺へ。

仁王門。


13時20分、鳴門市へ。


13時30分、第2番極楽寺へ。

あの時は未明で暗くてよく分からなかったが、色彩鮮やかな仁王門。


本堂への階段には、お遍路さんの団体。






本堂。


あの時パスしてしまった大師堂に参拝。


お堂の前の抱き地蔵。


阿弥陀像(左)と観音像(右)。


弘法大師お手植えと伝えられる長命杉。樹齢は1200年余り。


遍路道中図。


寒風の中、門前のセルフうどんで、食事(380円)をして温まって、

14時5分、第1番霊山寺へ。


本堂と、




大師堂にお礼参り。


般若心経を唱えて、四国における参拝をすべて終了。

JR板東駅で、「すだち館」に待ち合わせの確認電話。1か月半前の約束通り、無事に八十八か所の参拝を終えたので、徳島駅に迎えに来てもらう。

14時31分、JR高徳線で徳島駅へ。

駅から久しぶりに乗る自動車で「すだち館」へ。一休みして、神山温泉へ。その後、宿で祝杯を挙げ、問われるままに宿の人とお遍路の話が続き、さまざまな出来事を懐かしくふりかえりつつ四国最後の夜は更けた。
明日は高野山へ向かうため、徳島港まで車で送ってもらう予定。

歩数        34,143歩 (累計 1,731,992歩)
距離(霊山寺まで) 33km  (累計 1,188km)
費用       1,155円 (累計 171,041円)
















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