そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

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四国の旅 第39日 高松市・中山休憩所へ

2012年10月02日 | 2011年四国の旅-1
11月20日(日) 晴 (善根宿「うたんぐら」~高松市・中山休憩所)

○本日の参拝
第79番札所 金華山高照院 天皇寺 (御本尊:十一面観世音菩薩)
第80番札所 白牛山千手院 国分寺 (御本尊:十一面千手観世音菩薩)
第81番札所 綾松山洞林院 白峯寺 (御本尊:千手観世音菩薩)



朝食と「お接待」におにぎり、アメ、焼いもをいただく。
「うたんぐら」のホームページにのせる写真を撮って、

6時50分、オーナーの入江夫妻に見送られて出発。お世話になりました。


天気は曇で風が冷たい。

7時20分、瀬戸中央自動車道の下を通過。


早朝の坂出の商店街を行く。


途中で、お婆さんから手作りの賽銭袋を「お接待」される。南無大師遍照金剛。


JR予讃線の線路を越え、車両の写真を撮ったりして、


8時10分、白峯神社へ。ここは保元の乱で讃岐に流された崇徳上皇をお祀りしている。鳥居の中央に「崇徳天皇」の文字。


第79番の高照院(天皇寺)は神社と隣り合わせになっている。


白峯宮拝殿。


御神木のクスノキの大木。


境内を抜けていくと、高照院(天皇寺)本堂へ。


大師堂。


ここで、伊予小松の宿で一緒だった埼玉さんに出会う。彼はゆっくり行くと言うので、小生は先行。

長い参道を抜ける。


しばらく行くと再び予讃線に出会う。




再び線路を越えて、

9時5分、今度は綾川沿いを行く。






9時35分、綾川から離れ、紅葉がきれいな国道11号線を行く。


10時、第80番の国分寺へ。






仁王門。




広い境内を進み、


本堂と、






大師堂は、


この中。


参拝後、隣にある国分寺跡を見学。








復元された築地塀。




掘立柱建物跡。




復元された僧坊跡と覆屋。


僧坊内部。








鐘楼跡。


伽藍跡と、




伽藍の配置模型。






10時40分、国分寺跡を後にする。

「歩きへんろさんへ」の案内。


11時10分、讃岐国分寺跡資料館を見学。






雲は去り風もおさまって、晩秋の暖かな日差しを背に、色づく木々を眺めながら、五色台への小さな「へんろころがし」を上る。




12時、一本松の展望台。ここで食事休憩。




「歩きへんろさんへ」の案内板に従わず、国道ではなく、山道の歩きへんろ道を行く。昨日の雨の中だったら難儀したかもしれない箇所があったが、今日は快適。

「十九丁」にて、左に折れ、白峯寺へピストン。ほとんど人に出会わず、雲辺寺で会った男性が言った通りの落葉に覆われた静かな道を行く。


13時30分、第81番の白峯寺へ。


山門(七棟門)を入り、


左手に、勅額門と、


頓証寺殿。


烏天狗像(相模坊大権現)。


石段を上がると、本堂がある。




大師堂。


境内に、西行法師像あり。説明に
「西行
仁安元年神無月の比、西行法師
四国修行の砌当山に詣でゝ負を
橋の樹にかけ法施奉りけるに
御廟震動して御製あり
 松山や浪に流れてこし船の 
   やがて空しくなりにけるかな
西行涙を流して御返歌に
 よしや君昔の玉の床とても
   かからん後は何にかはせん
御納受もやありけむ度鳴動したり
けるとなん」とある。


西行歌碑。
「よしや君昔の玉の床とても かからん後は何にかはせん」


ここで再び埼玉さんに出会った。
参拝後、来た道を引き返す途中で、上ってくるワシントンさんに出会い、キャンデーを2個「お接待」した。

14時20分、「十九丁」通過。


再び、静かな落葉のへんろ道を歩き、




15時、中山休憩所に着く。


強風がしきりに口笛を吹き、テントがゆがむほどだった。ケータイは圏外で通じず、食料も乏しく、寒いので、早々とシュラフに潜り込む。
風は夜通し吹き続け、頭上は満天の星だった。中天にひときわ明るく輝いていたのは木星だったか.....。

歩数 39,195歩         (累計 1,578,264歩)
距離 21.5km          (累計 1086.5km)
費用 1,100円(宿代1000円、資料館100円)(累計 149,808円)







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