そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

四国の旅 第42日 阿波市・大月橋休憩所へ

2013年01月09日 | 2011年四国の旅-1
11月23日(水) 晴 (栄荘~阿波市・大月橋休憩所)

○本日の参拝
第87番札所 補陀落山観音院 長尾寺 (御本尊:聖観世音菩薩)
第88番札所 医王山遍照光院 大窪寺 (御本尊:薬師如来)



いよいよ結願の日。空には雲一つなし。
7時、宿の女将さんから、前山おへんろ交流センターで「遍路大使任命書」を貰うといいと言われ、「お接待」のおにぎり、みかん、ゆで卵、お茶缶をいただいて、出発。


7時10分、志度寺を左に見て通過。


県道3号線を南下。JR高徳線をわたり、高松自動車道の下をくぐっていく。

7時30分、長行池の横を通過。朝日がさしてくる。


池の向う側を高徳線。


7時50分、県道3号線に沿った旧道のへんろ道を行く。


彼方に高徳線。


田園風景の中を行く。


7時55分、玉泉寺。


県道3号線を跨ぎ、鴨部川に沿って行くと、休憩所あり。小休止。


8時20分、へんろはしを渡る。道標には、「左遍んろ…」「安政四巳年二月」とあり。


8時40分、第87番長尾寺へ。


経幢。




仁王門。


本殿と、


大師堂。


境内に地蔵像があり、


その横に、「静御前剃髪塚」があった。


付近案内図にてルート確認。最後の第88番大窪寺へ向かう。


大窪寺方面に若干薄雲が出てくる。


9時15分、塚原交差点の先で、ふたたび旧道のへんろ道へ。


9時25分、旧へんろ道案内図。


そばに釈迦堂と、


一心庵。


9時45分、前方に前山ダムが見えてくる。


9時50分、ダム横の休憩所。


そばに四国のみち案内板あり。


ダム湖。


10時20分、前山おへんろ交流サロンへ。小休止。






記念に「四国八十八ヶ所遍路大使任命書」と「結願の寺 四季」というDVDをいただく(無料)。
「任命書」には、「貴方は四国八十八ヶ所歩き遍路約1,200㎞を完歩され、四国の自然、文化、人との触れ合いを体験されたので、これを証すると共に四国遍路文化を多くの人に広める遍路大使に任命致します」と書かれている。責任重大である。


名簿に署名する際に、日付を書いていて気づき、思わず「あっ、今日は結婚記念日だ」と口走ったため、職員の人たちから二重に祝福される。

この先の地図をいただき、女体山コース(旧へんろ道コースではなく、四国のみちコース)の様子を聞いて出発。


10時30分、女体山コースへ。




10時45分、渓流のそばを通過。


10時55分、徐々に登山道らしき雰囲気のところを上っていく。


11時30分、太郎兵衛館にて多和神社コースと合流。


11時45分、落葉を踏みしめ女体山目指して黙々と上る。道は明瞭。








12時20分、最後に小さな岩場を登り、女体山山頂へ。標高は、773m、774m、776mといろいろである。


山頂直下の展望。




山頂の東屋で小休止。「お接待」の昼食。大窪寺まであと1130m。


野鳥図鑑。


長尾寺からここまで、お遍路姿に会ったのは一人だけ。この辺りからハイカーに会うようになる。

12時30分、いよいよ大詰め。






下り道から顧みすれば女体山。




13時5分、第88番大窪寺へ。


二天門。


紅葉鮮やか。


晴天の休日の為、境内はにぎやか。お遍路姿はほとんどなく、観光客であふれていた。




本堂と、


大師堂。


丁寧に般若心経を唱えて、最後の参拝を終えた。結願。

人の多さ、車の多さで、予定していた祝杯もままならず、下りにかかる。
切幡寺方面に向かう国道377号線は歩行者は一人もなく、時折車に出会うだけで、さっきの喧騒が嘘のようだ。ささやかな達成感にひたりつつのんびりと下る。


14時、地蔵堂にて小休止。


14時35分、讃岐の国から阿波の国へ。




15時40分、県道2号線の岩野トンネルの手前にある大月橋バス停到着。東屋の横の草の上にテントを張る。水・トイレあり。




自宅に結願の電話をし、1ヶ月半前に泊まった「すだち館」に宿泊の予約をした。
ミカンと余り物のお菓子で夕食。

歩数 38,113歩   (累計 1,697,849歩)
距離 29km      (累計 1,155km)
費用 14,200円(宿代6500円×2日分 その他    (累計 169,886円)



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