エドワード・サイードに関して26日にシンポがあるので本を読んでいる。彼にとって決定的だったのが第3次中東戦争であったが、彼は民族主義者でもなく、反イスラエル主義者でもなかった。民族的アイデンティーを固執したわけではない。
彼の墓がパレスチナにはない。また大富豪であった父は自宅をもつことを生涯しなかった。父ー息子という思想的継続は世界性ということ辿り着いたのだと思う。つまりパレスチナの迫害があったからこそ、民族性に固執したのではなく、世界的な開けを求めたといえるだろう。
彼の著作をまだ十分に読んでいないが、『オリエンタリズム』はパレスチナ体験が根幹にあるし、同様に『パレスチナ問題』もそうだ。英米文学だけに限らず、グラム巣などの思想家を読みこなしていることに驚く。要は問題意識の深さくる意志力だ。今の時代に私は学ぶことが求められている英知をサイードに学ぶ。
彼ほど命の危険性にさらられた知識人はいない。ノム・チョムスキーはそのことを強調していたが、彼はそうした危険を避けようとしなかったところに誰も真似できない強靭さを感じる。
彼の墓がパレスチナにはない。また大富豪であった父は自宅をもつことを生涯しなかった。父ー息子という思想的継続は世界性ということ辿り着いたのだと思う。つまりパレスチナの迫害があったからこそ、民族性に固執したのではなく、世界的な開けを求めたといえるだろう。
彼の著作をまだ十分に読んでいないが、『オリエンタリズム』はパレスチナ体験が根幹にあるし、同様に『パレスチナ問題』もそうだ。英米文学だけに限らず、グラム巣などの思想家を読みこなしていることに驚く。要は問題意識の深さくる意志力だ。今の時代に私は学ぶことが求められている英知をサイードに学ぶ。
彼ほど命の危険性にさらられた知識人はいない。ノム・チョムスキーはそのことを強調していたが、彼はそうした危険を避けようとしなかったところに誰も真似できない強靭さを感じる。
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