ブログ「かわやん」

森羅万象気の向くままに。

厳密な意味での政治状況

2013年01月17日 23時49分30秒 | Weblog
 韓国人留学生と話していて、「日本は派閥政治なんですね」と尋ねられた。
 
 というのは自民党総裁が谷垣さんでこの間党が進んできて、先の総裁選では出馬せず、派閥の多くの支持を受けた安倍さんが新しい総裁に選ばれたからだ。

 韓国政治ならば、派閥が当然あるものの、政治のトップに選ばれた人は、一度決まればその首領で動き出す。それなら自民が12月総選挙で勝つということから谷垣さんが首相になると思っていたらしい。派閥政治はしないといながら自民はやはり派閥がカギを握っているのである。

 古い政治といえばそうかもしれないが、要は変わらないのである。「派閥政治おさらば」というコピーが出回り、「自民党は新しく変わりました」と言っているが、そうでなはい。騙されるところだった。留学生の質問でハッと気付いた。

 ただこの間、われわれは何もできない。そこまで、つまり首領を選ぶ、それも派閥の力関係で選ぶなど 承諾したつもりはない。この「つもりがないこと」が常態化しているから政治への関心はなくなる。関心はなくなるから、慣性の法則からか、前の体制で転がっていく。すると活力がなくなる。これは与党だけに責任があるわけではなく、野党も同罪だ。

 それを許しているわたしにも責任がある。だからこれからどう責任を果せばいいのか。新たなものを作るしかない。
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