ラジオを聴いていると関東と関西の差を感じる。東日本大震災に関する番組だ。とりわけTBSラジオの夜は報道番組が充実している。
充実という点では個別のテーマで報じられていたことだ。各番組を聴けるわけではないが、関東のラジオでは先日は「風評被害とは何か」のテーマで研究者を交えて話し合いをやっていたし、ラジオ福島のアナウンサーのレポートもあった。これらは関西では聴けない。
関西ではもっと阪神・淡路大震災の経験を生かした取り組みとの連携をもとっと特集として報じるべきだろう。NHKは全国放送でできないが、民放ならできる。どうもその発想を全面に出した番組を継続してやるところが見当たらない(毎日放送が唯一継続している番組を続けているが)。論じるばかりでは視聴者は欲求不満になる。何よりも具体的な行動に参照になることが必要だろう。
ただ今回は原発事故があり、一気に官界―東電―大マスコミの癒着トライアングルが表に出てしまった。そういう癒着構造は一般の方は知らずに暮らしている。ここで問題なのは情報開示だろう。メディアの力量、自己切開が試されている。ここでトライアングルの構造に蓋をするなり、曖昧にするなら、「もうネットの情報しか信じられない」となる。
反原発を訴えてきたジャーナリスト、学者のインタビューなどはいずれもネットで見た。実は既存メディアの重大な危機がいま起きているのである。本当のことを知りたければネットへーという偽らざる真理が胎動しているからだ。それを否定する番組をどうかお願いしたい。
充実という点では個別のテーマで報じられていたことだ。各番組を聴けるわけではないが、関東のラジオでは先日は「風評被害とは何か」のテーマで研究者を交えて話し合いをやっていたし、ラジオ福島のアナウンサーのレポートもあった。これらは関西では聴けない。
関西ではもっと阪神・淡路大震災の経験を生かした取り組みとの連携をもとっと特集として報じるべきだろう。NHKは全国放送でできないが、民放ならできる。どうもその発想を全面に出した番組を継続してやるところが見当たらない(毎日放送が唯一継続している番組を続けているが)。論じるばかりでは視聴者は欲求不満になる。何よりも具体的な行動に参照になることが必要だろう。
ただ今回は原発事故があり、一気に官界―東電―大マスコミの癒着トライアングルが表に出てしまった。そういう癒着構造は一般の方は知らずに暮らしている。ここで問題なのは情報開示だろう。メディアの力量、自己切開が試されている。ここでトライアングルの構造に蓋をするなり、曖昧にするなら、「もうネットの情報しか信じられない」となる。
反原発を訴えてきたジャーナリスト、学者のインタビューなどはいずれもネットで見た。実は既存メディアの重大な危機がいま起きているのである。本当のことを知りたければネットへーという偽らざる真理が胎動しているからだ。それを否定する番組をどうかお願いしたい。