ブログ「かわやん」

森羅万象気の向くままに。

多様な言論を取り上げないテレビ局

2006年10月10日 21時49分56秒 | Weblog
韓国の言論改革の原稿を書いているがら気付くことなのかもしれないが、朝鮮民主主義人民共和国の核実験での韓国マスコミ紹介のメデイアの滑稽さに落胆してしまった。

核実験での反応として韓国の新聞の報道動向を朝日放送の午後のニュース・ショウで紹介していた。

紹介されたのが、すべて保守3紙である。これで韓国の意見を集約していると考えているのだろうか。テレビ局のいい加減さを感じた。すべて同じ論調の報道。

とういのは韓国では言論の多少化をめざし、少数言論を育成する取り組みがされているからだ。その多様な言論が韓国にあるわけで、それををまったく気にとめることなく、一様な言論を紹介している。

現政権による権力による少数言論の育成という制度だから、対象でない大手言論の批判がすごいのだ。「政府に食わせてもらっている言論」とか題する社説などが、「新聞法」の憲法裁判所の判決(6月29日)以降あふれ出していた。

権力に守られる言論というのは私らには疑問だから、大手紙の批判もうなずける。しかし韓国の言論人が大手紙の「世論独占」を打破しようとしてやっている運動や、その弊害も知ることなく日本のメディアが新聞の見出しを並べて、いることに疑問を覚える。

いや、韓国の言論状況を別に知らなくてもいいのだ。多様な言論を紹介すべきなのに、そういう考えがない。つまりここに編成方針が見えてくるのである。一様な言論を連日報じてどうするのか。なさけない。

コメンテターが得意気に話す姿を見ていて、ほんまに中(テレビ局)にいる人間はしっかりとせんとあかんとーと思った。
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