ブログ「かわやん」

森羅万象気の向くままに。

普天間基地移設問題と社民党

2010年05月26日 07時32分19秒 | Weblog
社民党が連立離脱の危機にある。沖縄での社民の強さから、「社民は沖縄にあり」とまで極論されるほど存在感があり、だからこそ28日に発表される日米合意案には真っ向からぶっかる。

そうした中、福島党首が25日、沖縄を訪れ中井真知事に「沖縄の民意は明確に示されている。辺野古の海に海上基地を造ることは絶対許されない」と述べた。これをどう考えればいいのか。

政府関係者ほど政府情報を知る人はいない。福島党首は閣僚であるだけに、当然、名護市の辺 野付近への移設という日米合意の内容をつかんでいると見ていい。では、今回の行動をどうみるか。最後のぎりぎりまで普天間基地移設で県外、国外への努力をしたことを「党内向け」にアピールしたと私は見る。つまり連立離脱回避のために、離脱を主張する陣営の説得のための行動とみる。「ここまで努力した」と示して、と。

そうでないと福島党首の行動は考えられない。沖縄の民意に反して政府案が辺野古に回帰した愚行は本当になさけない。アメリカの「国益」の方が沖縄の民意より重かったからだ。そして離脱を回避する福島党首の行動は痛々しい。

社民内部の人から、連立にいるからできた成果のいくつかを聞いた。普天間基地移転に限っては、名護市長選まで結論を延ばさせ、さらに5月末までの結論先延ばしができたのは社民の力だといわれている。連立離脱すれば、将来、その役目を失う。

しかし、沖縄の民意に主軸をおくならこれは離脱して「共闘」を組まねばならないだろう。繰り返すが、日米合意は沖縄の民意に反している。私はこの合意にとても賛同できない。

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