あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

すべての言葉は通り過ぎてゆく 第56回

2018-05-03 11:32:57 | Weblog


蝶人狂言綺語輯&バガテル―そんな私のここだけの話op.293


常日頃トランプ帝国にてって的に臣従する「奴隷外交」しかやってこなかったから、東アジア情勢がちょっと錯綜してくると、ツンボさじきに置かれる心配で、安倍蚤糞は夜も寝られなくなるのだ。4/1

税金やら医療費やらがどんどん上がり介護保険料も毎月!6千円以上納めなければならない。このままでは早晩家計が破綻することは明らかだ。いったいどこのどいつが、こんな地獄のような搾取帝国を差配しているんだ。4/2

「福祉は人」という理想を胸に秘めていた管理職が、支援費制度、自立支援法、総合支援法という自民党の制度改悪の中で、「福祉は金」という地獄の淵へと追いつめられてゆく悲劇がある。4/2

古巣のFSBの手下にビルを連続爆破させて恐怖をあおり、それをチェチェン人になすりつけて徹底的に弾圧して人気を獲得し、巧妙に裏金を作り、政敵を次々に暗殺するプーチンほど恐ろしい権力亡者が、またとあるだろうか。4/3

側近を次々に首にし、中国に貿易戦争を仕掛け、北朝鮮には急におべっかを使い、御用テレビ局を傘下に置き、アマゾンを狙い撃ちし、突如メキシコに軍隊を派遣するといいだすトランプ。毎日が楽しく仕方がないんだろうな。4/4

この春は花粉症に苦しんでいたところへ、急に腰が痛くなり、寝返りを打つのもままならなくなってきたところへ、昨夜は猛烈に虫歯が痛み出して、一睡もできなかった。ヘレン・ケラーの三重苦に比べたら、なんのこれしき、桜散る。4/5

清川病院の整形外科で腰のレントゲンを撮って診察してもらう。脊椎と椎間板の間隔、バランスが悪くなっている部位があった。腰ベルトと痛み止めとサロンパスをもらって帰ったが、もっと運動が必要だな。4/6

小澤征爾はいつも自分が「カラヤン先生」と「バーンスタイン先生」の弟子であることを自慢にしているようだが、その音楽に彼らの影響はさっぱり感じられず、かといって彼らを超越するような独創的な音楽世界も創造できていないないのは、じつに不思議だ。4/7

小澤御大はともかく、その後続の世代の指揮者、たとえば佐渡裕なども、やたら「バーンスタイン先生」を錦の御旗のように振りかざして、師匠の指揮姿だけは似ているが、弟子とも思えぬ凡庸な音楽をかき鳴らしているのは笑止千万なり。4/8

NHKの音楽番組「リサイタル・ノヴァ」DJの、どうしようもなくダサい本田聖嗣がやっと首になった。あとは「弾き語りフォーユー」の、トークもピアノもケタクソ悪い小原孝、超マンネリの「きらクラ!」の、ふかわりょう、併せて安倍蚤糞の退陣を望む。4/9

今度は「加計は首相案件である」と首相秘書官が発言したことが、愛知県文書に明記されていたと朝日新聞がスクープ。これは安倍蚤糞直接加担の動かぬ証拠ではないだろうか。4/10

腐敗堕落の極みに達した断末魔の安倍蚤糞に正義の鉄槌を下すのは、いままさにこの時ぞ。この時ぞ!4/11

面会の記録と証言が残っているのに、「面会したことはない」と強弁する元秘書官を「信頼している」と抜かす安倍蚤糞を、もはや全国民が信頼していない。4/12

かつて作家の平林たい子は、中曽根元首相を「カンナ屑のようにペラペラ燃える男」と評したが、安倍蚤糞ときたら、まるで糞コロガシが道端をコロコロ転がっているようだ。4/13

小さな嘘を一度つくと、その嘘を肯定した自分を護持するために、次々に大きな嘘をつく破目に陥り、最後は、あれほど後生大事に死守していた自分を、致命的な破滅の身に追いやってしまうことになる。おい、お前のことだぞ、安倍蚤糞。4/14

人気絶頂の大谷選手が、実力以上の成果を大爆発させているというのに、超ベテランのイチローの最近の不振は目を覆うばかり。出してもらえる間に早くヒットを打たないと、キューバ人外野手のエレディアに完全にお株を奪われてしまうぞ。4/15

能の公演中にシテが死んだら、後見が死体を「切戸口」から出して、代わりに舞うことになっているそうだ。「切戸口」は老子のいう「玄牝の門」(子宮口)であり、その対極線にある目付柱がファロス(男性器)である。内田樹4/16

能は、死霊たちが出現する芸術である。能舞台とは、ラカンがいう、「穴のあいた三間四方の無限宇宙」であり、生(性)が、死霊と激しく交感するエロスの殿堂なのであった。内田樹「日本の文脈」より4/17

トランプは、今回は安倍蚤糞を貿易問題でひっぱたいて譲歩を引き出せばいいと思っていたが、何の手土産も呉れてやらないと、帰国してからさらに窮地に立つことが分かったので、なんとか色をつける手練手管を考案ちう。4/18

財務省の次官の辞任は当然のことだが、当のセクハラ被害者は、なんで勤務するテレビ局ではなく、胡散臭い週刊誌に情報を漏らしたのだろう。ジャーナリストの立場からすれば、実に不可解な遣り口なり。4/19

昨日の続きだが、不可解なのは女性記者ではなくテレ朝だった。彼女が勇を賭してセクハラ被害を訴え、報道せよと迫ったにもかかわらず、上司は握りつぶし、あまつさえ情報の外部流出を非難している。こんなテレビ局は解体すればいいのだ。4/20

瀕死の重傷に喘いでいた断末魔の安倍蚤糞は、北朝鮮を核放棄に追い込んだ「外交成果」なるものを強調することによって、これまでに仕出かした諸悪の追及からの逃げ切りと延命を図ろうとするだろう。4/21

安倍蚤糞主催の桜見物にのこのこ出かけて、握手したり、写真を一緒に撮ってⅤサインなどをしているアホ莫迦芸能人たち。彼らは、彼奴の専制悪政に抗して欠席する、という選択肢があることすら、思い浮かべないのだろう。4/22

BSの「ブレイブ勇敢なる者-冤罪裁判官」という番組をみて感銘を受けた。刑事裁判の99.9%が有罪なのに、今村核氏はこれまでなんと14件の無罪を勝ち取ってきた。欧米と違ってこの国の裁判で勝つためには、弁護側が検察の論拠を崩すだけでなく、無罪を立証しなければ勝てないというのである。4/23

そのためには多額の費用と膨大な時間と手間暇がかかるし、万が一勝っても弁護費用はたかが知れているから、誰もやろうとしない。しかし万難を排して正義の道を驀進する今村弁護士。科学的知識と実験を駆使して、みごと被告の無罪を勝ち取った!4/24

テレビをつけたらミネヤとかいう、いかにも野卑な顔つきをした男が、奇妙なアクセントのやたらカン高い声を張り上げて、どうでもよい話をペゃくちゃ喋り続けるので、急いでチャンネルを変えたが、こういう人物を起用する局の見識を疑う。4/25

朝日新聞の夕刊で連載されている谷川俊太郎翁の月並詩の、文字通りのつまらなさよ! 頭の中でこさえた干物のような小理屈を、ただ並べているだけではないか。せめて赤田康和という男の、愚にもつかぬ解説らしき駄文を、即刻やめてほしいものだ。4/26

いよいよ板門店で、いわゆるひとつの歴史的会談が行われようとしている。はてさて鬼が出るか、蛇が出るか、怖いような楽しいような。歴史とは、やはり人間によってつくられるのだな。4/28

板門店における南北朝鮮首脳の歴史的対面は、あるいは「一場の夢」に終わるかもしれないが、今日だけはその夢に酔っていたい。解決不能に見えるいかなる現実的難問も、その突破口は、当事者の「奇跡を夢見る力」であるからだ。4/28

淀長さんは、「映画は心を潤おす効用がある」というておった。思うに、映画やドラマをみても泣いたことがない人が、人殺しをしたりするのではないだろうか。4/29

山口誓子の「夏の河赤き鉄鎖のはし浸る」について、金子兜太が「思想がない」というのは、「金子兜太に睾丸がない」というのと、同じ位にまちがっている。西東三鬼「俳愚伝」4/30

   回覧板は今頃どこを回っているのか組長の私の初仕事だが 蝶人



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