あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

すべての言葉は通り過ぎてゆく 第130回

2024-08-03 08:30:42 | Weblog

 

西暦2024年文月蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第428回

 

いくら探しても、土曜日に貰ってきたはずの頻尿薬がないので、雨降りの中もういちど貰いに行ったり、ふきのとう舎からかかってきた電話を、ホームからの電話と勘違いしてトンチンカンな受け答えをするなど、バイデンもどきの文月のはじまりだ。7/1

 

あらゆる業種で人手不足になってきたので、障碍児者福祉に携わる人材の採用がますます難しくなってきた。せっかく来てくれても、それが植松聖のような人物ではたまったものではないしなあ。7/2

 

残念ながら都知事選は緑のタヌキ、米大統領選はトランプの圧勝に終わり、英仏ではスナクとマクロンが降板、我が国の総選挙では野党への政権交代は実現せず、キシダの表紙だけ取り換えた自公政権が勝利して、わいらあの世界はますます夜郎自大になりゆくやろう。7/3

 

そりゃバイデンが、自分で候補を降りなきゃ、どうしようもないわいな。7/4

 

すべての物体を合わせても、そこから小さな思想一つすら実を結ばせることはできないだろう。すべての物体と精神をもてしても、そこから真の愛の動き一つすら引き出すことはでないだろう。そんなことは不可能であり、別な・超自然的な秩序に属することである。田辺保訳パスカル「パンセ」7/5

 

明日は、まかり間違っても現知事に入れないこと。それでもどうしても書きたかったら、「緑のタヌキ」と書こう。たったらそれだけで、今よりはるかにマシなトーキョーになる。7/6

 

昔から目明き千人、目★千人というが、後者の大半が緑のタヌキに投票するんだろう。世も末だ。7/7

 

小池大勝、蓮舫惨敗は予想できたが、石丸健闘と仏国民議会総選挙での左翼連合躍進には驚くほかない。一つだけ確かなことは、残念ながら私なんかてんで関係のないところで、世の中が激しく動いていることだ。7/8

 

33年間のうち30年間を、彼は外に表さずに生きる。3年間はペテン師といわれ、最後に弟子の一人に裏切られ、もう一人の弟子に知らないといわれ、誰からも見捨てられて死ぬ。これほどの輝かしさを持ちながら、自分では享受できなかった人が、他にいるだろうか?田辺保訳パスカル「パンセ」7/9

 

「この犬はぼくのものだよ」と、あのいたいけな子供たちは言ったものだ。「そこは、ぼくが日なたぼっこする場所だよ」。さて、これこそ、全地上における不当な専制の起こりであり、またその縮図である。田辺保訳パスカル「パンセ」7/10

 

どうしてもここで一発、という絶好機に打てない大谷を、今更責めようとは思わないが、咽喉から手が出るほど欲しい先発の山本は、いったいどうしているんだ?7/11

 

よしんば時代錯誤と言われても、立憲左派や社会党や共産党は、地盤が沈下しようが液状化しようが、従来通りの政治行動を続けるしかないだろうし、それでよろしいのだろう。ところでさいきん私のお気に入りの政治家大石あきこはんは、どないしとんねん?7/12

 

性暴力&パワハラ、特定秘密運用、潜水するたびに!潜水手当!!の不正受給、裏金による物品供与や飲食接待で海自トップ等218人を処分するが、キハラとイシダは辞職せず。こんな「帝国軍隊」は要らない。7/13

 

だいぶ前から帝国軍の軍事研究員が、公凶放送のニュース番組などに出演して、素人にもできるレベルのウクライナやガザの戦争の解説をしているようだが、これは民間の専門家に戻すべきではないだろうか?7/14

 

何一つ知らないのに、こんな風に安心していられるとは何とも奇怪なことである。だからこうした生活を送っている連中に対しては、無茶苦茶振りと馬鹿さ加減を目の前に突きつけ、思い知らせてやらねばならない。あの人たちには誠心誠意という気持ちがないのだ。田辺保訳パスカル「パンセ」7/15

 

下らぬものに心誘われ、情念の害を受けないために、1週間の命しかないように行動しよう。生涯の1週間を捧げねばならないものなら、100年を捧げるべきである。もし1週間を犠牲にしなければならないなら、全生涯を犠牲にすべきである。田辺保訳パスカル「パンセ」7/16

 

神が存在するということは分からないし、神が存在しないということも分からない。魂が肉体と共にあるということも分からないし、私たちには魂がないということも分からない。この世界が創造されたということも、創造されなかったということも、原罪があるということも、ないということも分からない。田辺保訳パスカル「パンセ」7/17

 

3種類の人がある。一つはすでに神を見出して神に仕えている人、次は努力して神を求めている人、そして神を求めようともしない人。第1の人は道理にも叶い幸福である。最後の人は愚かであり不幸である。真ん中の人は不幸ではあるが、道理には叶っている。田辺保訳パスカル「パンセ」7/18

 

正しい者についていくのは正しいことであり、いちばん強い者についていくのは仕方のないことである。力のない正義は無力であり、正義のない力は暴力である。力のない正義には反抗する者ができる。常に世に悪人は絶えないからである。田辺保訳パスカル「パンセ」7/19

 

正義のない力には、非難する者ができる。だから正義と力とを一つに合わさなければならない。そのためには、正しい者を強い者にするか、強い者を正しい者にするかしなければならない。田辺保訳パスカル「パンセ」7/20

 

なぜ人は大勢の方に従うのか。その方に正しさが多くあるからか。そうではない。力が多くあるからだ。なぜ古代の法律や古人の意見に従うのか。それが一番健全だからか。そうではない。それらがただ一つのものであって、種々雑多なものの芽生える原因を取り除いてくれるからだ。田辺保訳パスカル「パンセ」7/21

 

力はこの世の女王である。世論は力をふるう女王のようにみえるが、むしろ力の方が世論をつくるのだ。田辺保訳パスカル「パンセ」7/22

 

人間は1本の葦に過ぎない。自然の中でも一番弱いものだ。だがそれは考える葦である。これを圧し潰すには全宇宙はなにも武装する必要はない。しかし宇宙が人間を圧し潰しても人間はなお殺すものより尊いであろう。人間は自分が死ぬこと、宇宙が自分よりも勝っていることを知っているからである。田辺保訳パスカル「パンセ」7/23

 

だから私たちの尊厳の全ては考えることのうちにある。まさにこころから私たちは立ち上がらなければならないのであって、それを満たすことの出来ない空間や時間からではない。だから、正しく考えるように努めようではないか。ここに道徳の原理がある。田辺保訳パスカル「パンセ」7/24

 

ワン嬢は自分の音楽を聞かせたいのか、自分の裸体を見せびらかしたいのか、それともその両方なのかさっぱり分からないところがあるが、あのイケメン指揮者は、てもなくそいつにイカレたんだろう。7/25

 

津久井やまゆり園事件から今日で8年。いまもどこかで第2、第3の植松聖が、障碍児者を亡き者にせんと辺りを窺っているような気がする。7/26

 

「戦争は嫌だ。もうこりごりだ。絶対に反対だ」と思ったり、実際に口走ったりもしながら、いつの間にかその戦争のお先棒を担いでしまっている俺たち。7/27

 

オリンピックとか万国博とか、いったいどこが面白いんだか、さっぱり分からん。それに、せめて世界で2つの大戦争大会が開催されている間くらいは、自粛すればよさそうなものだが。7/28

 

五輪だか六輪だかの阿呆莫迦騒ぎの間に、「アメリカ・ファースト」の米軍は、日米共同軍事行動の指導権&支配権を確立したようだが、来るべきなんちゃら有事の際に、この国の「自衛隊」や日本会議や極右の連中は、それでいいのかね?7/29

 

キシダ内閣の支持率がいつの間にやら上がっているのだが、どおゆうこっちゃ。健忘症の民草は、「満点青空レストラン」の宮川大輔よろしく、腐りきったジミンコエタゴの糞尿を呑みながら「ウマイウマイ!」と絶叫するんだろうな。7/30

 

1967年10.8&11.12両日の羽田闘争で、襲い掛かる機動隊に対して初めて振るわれたゲバ棒の多くは、恐らく各党派のタテ看の心張棒から抽出されたものではなかったろうか。7/31

 

   底なしに落ちよ落ちよと思うのみ1株も持たぬ年寄りなれば 蝶人

 


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