闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2845~49
1)ジェームズ・ホエール監督の「透明人間」
なんと100歳まで生きたグロリア・スチュアートが出ている1933年製の初代透明人間映画なり。
2)リー・ワネル監督の「透明人間」
2020年製の最新版「透明人間」だが、旧作に比べてなんとお粗末な出来栄えだろう。
3)アラン・J・パクラ監督の「ソフィーの選択」
{男、女、どっち?」とゲッペルスから迫られてソフィーが(選んだのは男の子だったが、その長男も死んでしまう哀れな哀れなソフィーだった。
4)オットー・プレミンジャー監督の「バニー・レークは行方不明」
初めは処女の如く、終わりは脱兎のごとしな1965年の傑作。兄妹の只ならぬ怪しい関係が織りなす愛娘の行方不明事件のドラステイクな結末に瞠目。キャロル・リンレイが綺麗、ノエル・カワードが厭らしい。
5)ティム・フェーラン監督の「セント・マーティンの小径」
チャールズ・ロートンが丹精込めて育てたヴィヴィアン・リーの華を咲かせるが自らは落ちぶれていくどこかチャプリンの「ライムライト」を思わせる1938年の秀作。リーがその後に出る「風と共に去りぬ」とは比較にならぬ立派な映画である。
プーチンがその生き死にを弄ぶマウリポリ製鉄所の民草 蝶人