西暦2022年卯月蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第401回
日本時間4月1日正午のBBC放送によれば、ロシア軍のクー・デ・タが起こって、クレムリン宮殿にいたプーチン大統領は逮捕され、軍民によって構成される臨時政府の代表者が、全軍の全軍にウクライナにおける即時戦闘停止とロシア帰還を命じたそうだ。4/1
先月25日、政府がようやく成年後見制度を見直し、2022年度から5年間の運用を閣議決定した。利用者の情況やニーズに合わせて後見人の柔軟な交代を認め、必要期間だけ利用できるように改定したそうだが、これがほんとなら大きな前進といえよう。4/2
NHK-FMの「現代の音楽」が、4月から「日本人の作曲家特集」に衣替えした。
おらっちは別に日本人の作曲家が嫌いではないが、なんで突然外国の作曲家を引っ込めたのかが、とても気になるずら。4/3
ロシアがキエフ郊外で残虐な殺戮行為をしたという報道に接すると、直ちにいやウクライナだって、いやアメリカだって、いや中国だって、いや日本だって、と似た別例を持ち出して、今回の戦争犯罪を相対化しようとする人がいるんだが、だからどうだッつーの。4/4
何十年生き埋めになっている学説があって、私が最近取り組んでいる時枝誠記は本当に生き埋めの状態ですが、私はここは間違っている、ここは正しいと腑分けして反論することで、彼を見事に再生したつもりです。藤井貞和「現代詩手帖」21年5月号4/5
そうだ。「ウラジミールとは30回も40回も会って大の仲良しコよしだ」などと、豪語していた安倍蚤糞を、この際政府特使としてモスクワに派遣し、プーチンと談合させたらどうじゃろかいのお。もちろんアベノマスクを手土産に。4/6
朝6時の番組に出ようと思ったら、夜中の1時には家を出なければならないんだって。放送局のエリート・アナウンサーも大変だな。もっと大変な人がもっと大勢いることは分かっているけど。4/7
朝ドラのカムカムが終わった。我が家の妻君などは、時々涙を流したりしながら夢中になって見ていたが、あれはいったいどこが良かったのかしら?おらっちは深津絵里の若づくり姿に呆れ、最後は全篇訳の分からない英語づくしが嫌になって真面目に見たことはないのだがあ。4/8
こう毎日朝から晩までウクライナ、ウクライナと騒ぎたてられると、ウクライナの人には悪いけど、どこか遠くへ逃げ出したくもなるわなあ。4/9
「絶好調、絶好調」と言うたり言われたりしていると、すぐに「絶不調」になってしまうぞ。いや、エンゼルスの大谷の話。4/10
「<もの>自体が<もの>を語っているのが、物語の原型ではないのか。その意味では、<うた>もどこかで<うた>自体をうたっている。それを人間がもどいていくのが、<うた>の歴史ではないか」by高橋睦郎 4/11
驚天動地の異常な出来事も、それが毎日のように続くと、だんだん当たり前になってくるのが、恐ろしい。4/12
ウウライナ戦争のレポートや裏話の解説や、被害者へ支援や同情はもう分かったから、自分自身のことを考え、本来の自分の仕事をしてくれよ、日本人。4/13
テレビをみていると、ウクライナで要職にある人々だけではなく、フィンランドやスエーデンなど数多くの国々の首長や閣僚たちが若い女性であることに今更のように驚かされる。4/14
下馬評があれほど高かった絶好調エンゼルスの大谷選手が、打っても駄目、投げても駄目の大ピンチ。さりながら、あんまり期待されてもいなかった鈴木選手や、誰も期待していなかった筒香なんかが大活躍。さながら人の世の如し。4/18
プーチンの30年来の親友で独裁者への変わらぬ支持を表明しているヴァレリー・ゲルギエフ&マリインスキー劇場の伴奏でバレエ「アンナ・カレーニナ」を見物する。プーチンはトゥガン・ソヒエフが苦悩のに末に辞任したボリショイ劇場のシェフもやらないかと持ちかけたそうだ。4/16
ロッテの佐々木投手が、またもや6回まで完全試合の力投を続けているんだから、打撃陣も奮闘努力して1点くらい取れよ。4/17
あと1回投げれば、世界的大記録が誕生するかも知れないのに、肩の負担を心配したとか、また別の機会があるとかいうて、その可能性を事前に封じる男は、「野球の本質が男のロマンにある」ことを知らない、スポーツと無縁な唐変木というべきだろう。4/18
あの年代で御家人が揃って頼朝に反抗したなんて、どこで、誰が、証言しているのか?考証担当の学者が脚本家の夢想を放置していては困ります。いやなに阿呆莫迦大河ドラマの噺。4/19
吉野家の常務の発言は許しがたい。が、それはおいといて「生娘シャブ漬け作戦」というネーミングは凄い。一目一言で耳目が釘付けになるし、なんとなくではあるが意味が分かり、その真意を知れば、この会社の立場が判然とする。さすがはマーケティング担当役員ずら。4/20
それにしても毎日毎晩マリウポリマリウポリマリウポリマリウポリマリウポリで胸蓋がる。4/21
「あれでヒトラーにも、なかなかいいところもある」、と呟きながら、強制収容所で殺されていった民草が、いたのではなかろうか?4/22
クロネコヤマトに電話したら、いつものおねいちゃんではなく、人造人間が出てきて、おあいその一つも言わないでいろいろ訊ねて来るのが、不気味で切ってしまった。そういえば公凶放送のニュースもAIが読んでいた。嫌な時代になったものだ。4/23
野党の振りをしているが与党より右翼的な、維新とか国民党、狸ファーストなどは、今後は自民の極右派と連合して、自公より右の最右翼政党として独立するのではないだろうか。4/24
デンマーク映画「バベットの晩餐会」で、ふとっちょの歌手が「貧しい芸術家はいない」と言う。その気持ちはよく分かるが、それはやせ我慢でなければ嘘である。4/25
なんせ上総介広常を刺殺した梶原景時が、血塗れの太刀を洗ったという太刀洗の湧水を飲む奴まで現れる始末だ。4/26
沈みゆく船の上から妻に対して「いままでありがとう」と永訣の電話をかける夫。遭難した日航機の座席で妻子への哀切極まりない遺書を綴ったもうひとりの夫を思い出す。4/27
我が家の王子が、ルンルン帰宅するのを、待っているところ。それにしてもなんと速やかに年月が進むことよ!なにもしないうちに、もう4月も終わってしまうではないか。4/28
暫く前はオミクロン株、最近はウクライナと知床半島沈没、そして謎の骨と運動靴。次々に事件が起こると、みな狂ったように目の色を変えてああだこうだと論じ立てるのだが、おらっちはそれを遠くから見聞きしているだけで疲れてしまい、もうどうでも良くなってしまったずら。4/29
もうこれであの世にいってもいかなあ、と思った頃に、天からの御迎えがくるのだろうな。4/29
コロナ禍なんか忘れ去ったように怒涛の国産白マスク集団が、死都鎌倉に乗り込んで来たので、まだ一度もワクチンなんか打ったこともないおらっちは、死に物狂いで逃げ帰ったのよ。4/30
若き日のプーチンに似た兵隊が女も子供もどんどん殺す 蝶人