あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

ささめやゆき作「かえるぴょん」を読んで

2018-05-09 10:08:09 | Weblog


照る日曇る日 第1062回



池の中にいる1匹のかえるが、「いけからぴょん」、はっぱにぴょん、おにわにぴょん、という具合にぴょんぴょん飛んで行くが、「おやねにぴょーん」でちょっとびっくり。

ここまでは序破急の序に当たるが、その次の「てっとうにぴょーん」「くものうえ」を経て
「イチ、二 1,2 イチ、二 1,2」という体操が「破」になって、「とぶよ、とぶよお、ヨーイ」と一気に「おつきさまにぴょーん」と大跳躍する「急」展開になる。

「あらあら あと すこしでとどいたのに」というオチのつけ方も見事で、これは構成、言葉、絵が三位一体となった現代絵本の快作といえよう。


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コメント
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