株式投資と邪馬台国女王、卑弥呼

"卑弥呼"と"株"。株は49年,古事記は30余年で、邪馬台国=北四国の独自見解です。

鳩が猫に食われる(カルタゴの教訓) どこも自国最優先だ!

2008-03-17 10:52:56 | 時事、政治、社会、

   公園の鳩と猫

 昔、ジュディ・オングさんが、来日当初は、日本の公園の何処にも居る鳩を見て、捕まえて食べたい衝動に駆られたと書いていた。

 何時もの様に、公園のベンチに座って、餌に集まった鳩を見ていたのだが、鳩は、目に付く餌が無くなると、何時もの様に、集団の中の、二羽の争いが起こった。

 投げられた、餌の奪い合いで、気に入らなかった相手なのだろうか?

 何時もは数度の突き合いで、終わるのだが、今日は何だか、二羽ともやめようとせず、必用に続いていた。

 何となく、気になって見ていると、争う鳩に向かって、白い物が突進した。
猫だった。

 手前に居た、数羽を無視して、集団の一番奥で争っていた一羽に一直線だった。

 何をする暇も無い。気づいた時には、鳩の首を咥えた猫がいた。
鳩は一撃で即死なのか、気絶なのか、ブラブラ揺れていた。

 猫は、悠々と、残った鳩が飛び上がる横を、鳩の首をくわえて退散した。

 一瞬の出来事だった。公園には多くの人が居たが、気づいた人はほとんど無い。この時、私は、立ち上がる事もできずに、猫を見送った。

 「これが生存競争

 と、「鳩も猫も生きるための行動だ」と、自分を慰めた。
また、鳩は争う相手を見ていたために、猫の接近に気付かなかったのだろう。

 人もまた、他の命を食べて生きている
自然は厳しい!

 目の前で起こった捕食は、強烈であった。そして、色々考えることになった。

 もし、あの時に、喧嘩をしてなければ、助かったのではないか?

 もし、喧嘩が無ければ、猫は襲わなかったのではないか?

 もし、仲良くしていれば、逃げられたのではないか?

 色々思う内に、人の世界ではどうだろう?

 日本は今、殴り合っては無いが、国内で左右が喧嘩をしている。

 論争に明け暮れて、鳩になってないだろうか?
こんな国は、襲い安いのではないか?

 簡単に、具体的に言えば、

 今の日本を中国が襲うと、日本の中に協力者が多いのではないか?

 鳩の喧嘩のように、身を滅ぼすのではないだろうか?

 軍備不足で中国に狙われた国、軍事侵攻された国がある。

 チベットでは、デモをするだけで、殺戮される現実がある。

 中国では、宗教団体の弾圧もあり、人体実験や販売材料にされる。

 ここでは、デモさえできない。

 しかも、日本の左翼は、中国の残虐な虐待を訴えることはない。

 中国は軍備の弱いチベットなどに侵略したが、インドでは抵抗された。

  カルタゴの滅亡

 思えば、カルタゴはローマに敗れて軍事を放棄して平和国家となった。

 そして、欧州一の貿易国家になった。

 今の左翼と同じで、平和が最も重要だと、軍備はせずに、ローマに任せた。

 カルタゴ内は、軍備必要論と、不要論で争っていた。

 この争いの中で、ローマが攻めてきて、人々は皆殺しにあった。

 軍備の無かったカルタゴは抵抗もできずに滅亡した。

 国土は荒野となり、民族が居なくなったと、歴史は教えている。

 今の日本とよく似た国家が作られて、平和(鳩)の名の下に滅亡した。

 理想と現実の違いを明確に分離する必要があろう。

  日本を考える

 今の日本は、カルタゴ以上に危険なのではないか?

 米国(右)派と中国(左)派が居て、彼らは共に自国軍備不要論である。

 特に、中国派は平和を旗印にして、米国と叩き、自国軍備の皆無が理想である。

 恐ろしいことだ。喧嘩をする鳩の二の舞にならねば良いが、、、。

 日本にとって滅亡の危機から言えば、米国より中国であることは明確だ。

 中国は今も自国領土拡大の野心を続けている。

 目の前で、犠牲になった平和の鳩が教える。

 日本は米軍の軍備の元に平和であった60年。
この事実が欠落した平和論を叫ぶ人が居る。
憲法で平和だったと、嘘を言う。

 中国や米国は、当然、自国優先、第一である。

 米国が日本を見限る可能性は常にある

 現状の危うい日本の立場を基礎にした論議が必要である

 平和の象徴、鳩の死に、立場が違う国(猫)の行動を思った

 世界の国は、自国優先なのだと

 そして、日本は自国最優先の認識を持つ人がどの程度の比率なのだろう?

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