株式投資と邪馬台国女王、卑弥呼

"卑弥呼"と"株"。株は49年,古事記は30余年で、邪馬台国=北四国の独自見解です。

昔話と宇摩説(24) 臼4 おむすびころりん(お爺さん、おムスビ、鼠の家、臼、お土産)

2009-04-12 00:08:38 | 宇摩説の「童話、鬼と妖怪」

  はじめに

 

 臼が出てくる昔話が四回目、最初の「カチカチ山」、二回目の「花咲か爺さん」、前回の「サルカニ合戦」と三つを紹介しました。今日の「おムスビころりん」です。

 

 どの話でも、臼は記憶に残り難いので、このように多くの話に出ている事に気付く人は少ないでしょう。そして、最初に言った臼の記憶が現代人と違っていた事を偲ばせます。

 

 カチカチ山では、お爺さんが狸に復讐するのではなく、兎が狸に復讐する話になっています。この話では、兎・臼・火打石に注目しました。人の好いお爺さんは復習しないのです。

 

 花咲か爺さんでは、犬のシロが宝の在り処を教える。隣の爺さんが殺す。お墓ので臼を作ると黄金が出てくる。隣は出ないで、燃やす。出来た灰で花が咲く。

 

 此処でも、臼が有るし、お爺さんには復讐の話が有りません。昔話のお爺さんは、宇摩説で解いたように最長老なので恩讐を超えている存在です。

 

 サルカニ合戦では、猿は欲深くて、蟹を騙すを蜂・栗・牛糞・臼が助太刀で懲らしめる。個々にはお爺さんが居ません。私には「ヤマタノオロチ」が思い出されます。

 

   おムスビころりん

 

 四回目の、「おムスビころりん」は、カチカチ山、花さか爺さんと同じように、正直なお爺さんが山へ働きに行きます。お昼となって、弁当を食べようとした時に事件が起きます。

 

 おむすびころりん(握飯。鼠の家。餅つき踊り。臼<4>

 

http://www.youtube.com/watch?v=1knSkFmWwwU&feature=related

 

 

 この話も漫画を見直すまでは、私も臼が出てくる話とは思って無かったのです。いろいろ見直していて、臼の多いのに気づいて、臼の意味を宇摩説で解こうと考えました。

 

 そこで、臼が福題の昔話に入りました。どうも、昔話は不人気のようですが、日本文化を知る上で大変重要な役割を果たしています。多忙でしょうが、子供達と昔話を見てください。

 

  宇摩説の言語解説(おムスビ)

 

 おにぎりには、おムスビと言う名もあります。ムスビは、高御産巣日(たかみむすび)の神、神産巣日(かみむすび)の神が古事記の最初に出てきます。

 

 宇摩説では、「たかみむすびの神」は物質的技術の最高責任者であり、「かむむすびの神」が精神的な物、神道や技術や指導の責任者と解いています。

 

 高天原の二人の神は日本の発展、人々の生活向上を目指して、種や道具、技術指導の進歩と、人々への普及を行っていました。この普及を意味するのが「ムスビ」です。

 

 ムスビは高天原と国々をムスビ付けていたのです。そして、この指導に天降って来た神にお礼に使われたのが、お握りであり、おムスビです。

 

 ムスビは、出雲大社の「縁結び」が良く知られますが、高天原と国々のムスビは、多岐にわたっていました。高天原はこの指導(ムスビ)によって、存在していたのです。

 

 布団山車、太鼓台、神輿太鼓などと呼ばれる祭りの山車がある。この山車の起源・発生地とする愛媛県、宇摩郡、新居郡、香川県三豊郡の太鼓台には一番上にムスビが付きます。

 

 現在の呼称は、地域によって「トンボ」などと変化していますが、「ムスビ」と言う地域も残っています。つまり、太鼓台は神話の時代の言葉を残しているのです。

 

 そして、飾り膜・布団絞め・掛け布団などの図柄が、卑弥呼が皇帝から贈られた織物に一致しています(詳細、フォルダ、太鼓台)。

 

 つまり、太鼓台の発生は倭人伝の卑弥呼の時代に、国固めに使った山車です。古事記では神話時代の天照大神の時代、考古学では、弥生時代後期と言う事になります。

 

 結局、おムスビの名は、神と人々を無視毘付けた時の言葉である、弥生(神話・卑弥呼)時代の言葉と言う事になります。

 

 なお、ネズミは「やさしい古事記講座」大国主で解いています。



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