17期生の荒井です。
今年も残すところ2日となりました。私にとり平成29年は診断士として独立した年でもあり、重要な転機を迎えた年であったと思います。
ところで、このブログを読まれている方で「株式投資」を行っている人はいらっしゃいますか?投資成果はいかがだったでしょうか。今年は代表的な株価指標である「日経平均株価」が約17%近く値上がりしています。上がり方も「ピン引け(終値が高値になること)」に近い動きで、利益を得やすい形となっています。
日経平均株価だけでなく、アメリカのダウ平均株価指数は約25%上昇、イギリスのFT、ドイツのDAXなど主要な指数はほぼ皆上昇して終わっています。
株価指数だけをとると、今年の景気は好調であったといえるでしょう。
実体験でも数日前に以前から参加している異業種交流会の忘年会に参加しましたが、今年は例年以上に景気が良さそうな話題が多く出ていましたね。場所も青山の10階にあるプールサイドのテラスだったので、まさに「バブル復活」のごときでした。
さて、何故こんな話を書くかですが、最近自分自身にスケール感がなくなったかな、と思ってしまう出来事があったからです。
先日支援をさせていただいているある企業の代表の方と来期の戦略について話をしていたときですが、代表は「M&A」も視野に入れたいとの希望を述べられました。そこで、来年度より税制が変わり事業承継をする企業とできない企業の二極化がすすみ、できない中小企業へのM&Aのチャンスは多くなるのではないか、と申しあげたところ、「M&Aは日本企業だけが対象ではない、対象企業の規模も荒井さんが言うより大きな企業を想定しています」と言われてしまいました。
今年の同社の戦略は、代表と私が共同で考えたものですし、その際は二人の方向感に大きなズレはなかったのですが、現時点では大きな差異が表れてしまっていました。
私の考え方が「機会」を捉えられないものになっている、これはまずい、と反省しました。企業を支援する上で「機会」を捉えることはとても重要ですし、この部分は早急に修正しなければなりません。
流行とか景気とかは、データだけではなく肌で感じることが大切ですので、来年は多業種の方々とより多くのコニュニケーションを取る機会を持ちたいと考えています。
最後に表題の「掉尾の一振」とは、龍が尻尾を振り上げるように年末の株価が急上昇することです。私も自分の株(評価)が少しでも上がるように頑張らねば。