17期生の設楽です。お世話になります。
今回で8回目のブログ投稿となるわけですが、5回目の投稿で「今回とあと1回くらいは診断士試験のことを書きたいと思います。」と書かせていただきました。なので、今日の投稿はその「あと1回」に該当する診断士試験の話を書きたいと思います。
今年の2次筆記試験の合格発表で(当日の)井上さんのブログにもありましたが、今年も平年並みの合格率で、相変わらず厳しい試験です。私もかつての勉強仲間が落ちたという話を聞くと、自分のことのように悲しくなりました。まさに「勉強一年,試験一日,発表一瞬」です。本当に非情だと思います。ただ、口述試験へ進む資格を勝ち取った830名の方はあと少しですので、最後までやり切ってほしいと(昨年度合格者の1人として)思っています。
というわけで、何かの参考になればと思い、私が昨年口述試験を受けたときの話をします。口述試験の開始時刻は10時半過ぎでした。どうも受ける順番は試験番号順になっているらしく、ストレート合格された方は概ね午後になるかと思います。(ただ、午前でも午後でも会場には早めに着かれることをお奨めします。)
まず、私が面接官の方から言われたことは以下の通りです。
「ではこれから口述試験を始めたいと思います。まずは確認のため、お名前と生年月日を和暦でお答えください。」
「ではこれからいくつか質問をします。あなたは中小企業診断士の立場でお答えください。では最初の質問です。まずは事例2、B社についてお聞きします。」
「インターネット販売について、卸Z社との関係についてどうしていくかB社の対応策についてお答えください。」
「インターネット販売において、B社の顧客ロイヤリティ向上についてお答えください。」
「では次、事例1、A社についてお伺いします。A社は経営改革を行っています。A社が経営改革を継続するにあたり、効果的な施策を助言してください。」
「A社の弱みについてお答えください」
「では質問は以上となります。」
ここで、問われた質問自体は試験問題が違う以上、あまり参考にならないかと思います。ただそれでも、いくつかポイントがあると思っています。
・よく言われていることですが、だいたい多くの方は4事例の中で2つ聞かれるかと思います。2事例2質問で合計4または5問、1問あたり2分弱で、だいたい10分くらいになるかと思います。
・ではどの事例が問われるか?ですが、こればかりはもう4つとも事前に準備するしかないので、あんまり考えても仕方ないと思います。(ただ、私の場合は事例2が4事例のなかで最低点だったので、気にはなります。事例1も最初の年では最低点でした。)
・私の例を見てもわかるように、事例2から事例1の順だったのは想定外でした。最初が事例2だったので、次は事例3か事例4だとばかり思ってました。なので、最初に事例4が聞かれる可能性もあります。
・これもよく言われることですが、質問を受けたら「XXについて回答いたします。」と復唱することをお奨めします。理由は2つ。1つ目は復唱している間に自分の考えが整理できること。2つ目は「意外に1回答2分は長い」ので時間稼ぎをするという意味合いもあります。
・緊張しているため忘れがちですが、入室時と終了時は必ずお礼、お辞儀を忘れずに。。。
あとは、これが可能かどうかと聞かれると難しいですが、面接官がどんな方だったかを覚えておくと後々いいことがあるかも?しれません。私の場合は面接官が女性の方でやさしく微笑みかけてくれたので、その時点で緊張が随分ほぐれました。で、その方が、中央支部の八木支部長だったと知ったのは半年以上後のことです(笑)ただ私も、もう一人の面接官の方は覚えていませんので「出来たら覚えておく」くらいで。もちろんお名前を伺うことはできませんし、そのくらい楽しむくらいの気持ちで受けていただけたらと、、、いや、ムリだと言われればそれまでですが(^^;
最後に。ここまで来たら最大の敵は「当日の体調」です。体調管理だけは万全にしましょう。ここで風邪ひいたら・・・とか考えると恐ろしくなります。
そして、今年は私もとある資格学校で(試験前の)口述セミナーで面接官を行います。昨年は試験を受ける立場でしたが、今回はその逆で、反対側から見た風景はどんなものかあまり想像がつきません。ただ、私も本番のつもりで全力で頑張ります。受験生の方とともに来年1月の「2次試験合格」を狙っていく、そんな気持ちでいます。口述試験が終われば「診断一生」が待ってますので、最後まで頑張りましょう。
年の瀬ですが「よいお年を」とはいいません。まだ2017年は終わってません。そして2018年、共に学べることを楽しみにしています。(^_^)
設楽英彦