東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

強みとは

2017-12-17 23:36:03 | 17期生のブログリレー

皆さん、お疲れ様です。塚本洋美です。 

8月の独立後、比較的歴史の長い企業のコンサルティングをする機会があるのですが、どの会社も売上の確保に苦しんでおり、業績が下降している会社ばかりです。従来のビジネスモデルが、陳腐化し、市場ニーズに合わなくなってきていることが主要因として考えられます。

これら芳しくない会社の共通事項として、“自社の強みが分からない”、ということが言えます。実力のある企業でも、自社の強みに気がつかず、その強みを発揮していないことが、仕事が行き詰っている原因とは考えないものなのです。実は上手くいっていない会社ほど、社長が社長自身や自社の良いところを知らないのです。 

中小企業の場合の強みとは、

・当たり前の中に埋もれている

・非効率なものである

・あえてこだわっていること

・自分自身が一番気づかないもの

といったところでしょうか。 

長年、従事していると当たり前になってしまっているので、自分たちの強みが分からなくなっているというのが実情だと思います。また、このように考えたことがないという場合もあります。私の場合、会社の抱えている問題点よりも「強みの抽出」を優先し、ヒアリングすることにしております。事前に、決算書をいただいておりますので、財務分析など問題点を指摘させると思っていた経営者は、少し肩透かしを食らったような感じになります。

長期に渡り、会社を経営してきたのですから、どの企業にも強みがあります。いろいろな角度から質問をぶつけていくと、どんどん強みの輪郭がはっきりしてきます。初回で済まない場合は、2回目にも行い、十分抽出できるまで掘り下げることにしております。 

ところが、企業のコンサルティングではできていても、これを自分自身に置きかえてみると、途端に分からなくなるものです。私の場合、「稼プロ!」に入って、同期と一緒に学び、アドバイスを受けることにより、おぼろげながら分かってきました。「診る」「書く」「話す」「聴く」に分割して、基本スキルを見直すことができたので、強みを考える上で貴重な1年間となりました。そして、自己評価ばかりでなく、他人の評価を聞いてみることが自分の強みの発見に役立ちます。 

今は、自分の強みを活かした領域で差別化する方法を真剣に考えております。

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本厄に考える、神社の経営戦略

2017-12-17 14:27:50 | 17期生のブログリレー

こんにちは。17期生の山本はるかです。
8回目の投稿です。今年最後の更新になります。
今年は数えで33歳でしたので、厄年の中でも大厄の年でした。
振り返ればいろいろとありましたが、新たな出会いにも恵まれ、健康に過ごすことができました。

さて、皆さまは厄払いや厄除けはどちらの神社やお寺に行かれますでしょうか。
今年私は、地域の氏神様で厄払いを行いました。
今回のテーマは「神社の経営戦略」です。

私の地域の氏神様は名古屋市の城山八幡宮という神社で、織田信長の父・信秀の居城であった末森城の場所に創建された神社です。
この城山八幡宮で行われている取り組みをご紹介いたします。

①情報発信
HPで厄年や九星吉凶方位盤といった情報の発信や、巫女ブログによるイベント報告など、
インターネットを活用した情報発信を行っています。
今やどの業界でも当たり前のようにインターネットやSNSの活用が行われていますが、
神社仏閣業界(?)でのインターネット活用はまだ浸透していないように感じます。
そのような中、地域に留まることなく発信を行い、他社と差別化を行っています。

②ブランディング
縁結び神社でもあるこの神社は、パワースポットとしてのブランディングを図っています。
1本の木が途中で分かれたあと再び1本にくっついているため、この木のもとで出会った男女が結婚するなどという「連理木(れんりぼく)」、
青石から赤石まで目を閉じて進み、一度目で無事たどり着くことができれば祈りが叶うという「桃取石」、
四つ葉のクローバーをかたどったローズクォーツの水盤に浸すと文字が浮き出る「恋占いの水みくじ」、
ハート型のおみくじ結びや恋御守りといった、縁結びのコンテンツでブランディングを行っています。

③コラボレーション
同業種とのコラボでは、恋の三社めぐりとして、市内の高牟神社、山田天満宮と連携して、スタンプラリーを行っています。
また、名古屋市のおもてなし武将隊の観光キャンペーンでの紹介や、大学生のお散歩レポートの紹介など、
若い世代に対する認知度アップが図られています。

神社仏閣に重きが置かれなくなっているという時代の変化に対して、どのように対応していくかという経営戦略が、
神社にも必要となってきているようです。
ご紹介した城山八幡宮の場合、独身女性をターゲットとし、認知度向上、囲い込みを行うことで、
結婚式やお宮参り、七五三需要を取り込むという戦略に取り組んでいると考えられます。
時代の変化という大難を、攻めの戦略で小難に、ということかもしれません。

私は今の地域に住むようになってから、月に一度程氏神様にお参りをするようになりました。
お参りをすると、心が洗われ、清々しい気持ちになるところがいいなと思っています。

来年も引き続き後厄です。
厄払いは年始から立春までに行うのが一般的とのことですので、来年早々に行ってきたいと思います。
大難は小難に、小難は無難になりますように。

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