自宅PCで、映画館で見そこねた作品を。
2016年公開 ドイツ・カナダ合作
介護施設にいるアウシュビッツの生き残りである認知症老人。妻に先立たれるが、そのことも認識できない時もあるマダラ痴呆と、突然うつ状態に落ちるような日常を抱える。
老人ホーム仲間のユダヤ系の友から、一通の手紙を渡される。家族を死に追いやった収容所の責任者(元ナチ親衛隊員)に復讐する旅に出る。
手紙文はそのまま旅のシナリオ。バスとタクシーを使い、復讐ロードは国境をまたぎカナダまで。
同じ名前を持つ4人目に辿り着いた時、観る者すべての予想を覆えすであろう結末が用意されている。
主演は『サウンド・オブ・ミュージック』でトラップ大佐を演じたクリストファー・プラマー。ラストで対峙する人物を故ブルーノ・ガンツが演じる。つまり重厚さこの上ないキャスティング。
自宅での映画鑑賞は、ナチスドイツによるユダヤ人虐殺とその後、を追った作品を辿っているところ。
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