図書館で『女騎兵の手記』:N・A・ドォーロワ著:新書館という本を借りて読みました。あらすじは軍人の父に育てられて、女性として生きることに意味を見いだせず、家を黙って飛び出し、男装して軍隊に入隊した女性の自伝です。リアルオスカルといったところでしょうか。
入隊を志願した部隊の責任者とのやりとりです。部隊の責任者は、素性の知れない、どこの馬の骨とも分からない輩を自分の家で世話をすると言っています。昔のロシア軍人はかなり「おもてなし」の心を持っていたようですね。どこかの国のスパイだったらどうするんでしょうか?
騎兵として攻撃作戦に参加していたようですが、作戦中に寒さや身体的苦痛に敏感だとぼやいています。ロシアの戦場だったら寒さや疲労、怪我などは当然想定内のことだと思いますが……。
家畜の鳥を殺してしまったことに良心の呵責を覚えたようです。作戦によっては敵の兵士だけでなく、民間人も殺さなければならない場合もあるかもしれないのに、家畜のなんかは見慣れているであろう農家の娘よりも敏感な感性を持っているようで、本当に軍人になりたかったのか首をかしげたくなります。
そんなこんなで、戦場には出るものの、大した戦績をあげることもなく退役してしまい、その後は作家になったようです。
そんな軍人でも、何故かロシア皇帝に謁見出来たようです。皇帝は女性が男装して軍務に服していることを称賛しているみたいです。さらに報奨金ももらったようですね。貴族階級の感性は庶民にはなかなか理解することが難しいように思えました、汗。
仮に明治時代あたりの日本の軍隊で同じようなことがあったら、こっびどく怒られて追放されそうな気がします。少なくとも称賛はされないのではないでしょうか。
リアルオスカルを期待して読んでみましたが、バタバタとあちこち転戦したものの、薔薇のように気高く咲くこともなく、また散ることもなく退役したので、見た目が地味なエーデルワイス色の軍隊人生といったところですかね、汗。まあ、女性が男装してまで軍隊に入隊しようとした勇気そのものは凄いとは思いますが……。
入隊を志願した部隊の責任者とのやりとりです。部隊の責任者は、素性の知れない、どこの馬の骨とも分からない輩を自分の家で世話をすると言っています。昔のロシア軍人はかなり「おもてなし」の心を持っていたようですね。どこかの国のスパイだったらどうするんでしょうか?
騎兵として攻撃作戦に参加していたようですが、作戦中に寒さや身体的苦痛に敏感だとぼやいています。ロシアの戦場だったら寒さや疲労、怪我などは当然想定内のことだと思いますが……。
家畜の鳥を殺してしまったことに良心の呵責を覚えたようです。作戦によっては敵の兵士だけでなく、民間人も殺さなければならない場合もあるかもしれないのに、家畜のなんかは見慣れているであろう農家の娘よりも敏感な感性を持っているようで、本当に軍人になりたかったのか首をかしげたくなります。
そんなこんなで、戦場には出るものの、大した戦績をあげることもなく退役してしまい、その後は作家になったようです。
そんな軍人でも、何故かロシア皇帝に謁見出来たようです。皇帝は女性が男装して軍務に服していることを称賛しているみたいです。さらに報奨金ももらったようですね。貴族階級の感性は庶民にはなかなか理解することが難しいように思えました、汗。
仮に明治時代あたりの日本の軍隊で同じようなことがあったら、こっびどく怒られて追放されそうな気がします。少なくとも称賛はされないのではないでしょうか。
リアルオスカルを期待して読んでみましたが、バタバタとあちこち転戦したものの、薔薇のように気高く咲くこともなく、また散ることもなく退役したので、見た目が地味なエーデルワイス色の軍隊人生といったところですかね、汗。まあ、女性が男装してまで軍隊に入隊しようとした勇気そのものは凄いとは思いますが……。