新幹線 車窓から見た「市民球場」
新大阪駅での長ーい行列
「何並んでるんですか?」 「お土産の買うので・・・」 ビックリ!
街路樹も紅葉して さむいさむい
奈良駅で「正倉院展」のチケット購入 待ち時間「0分」だって!
嘘みたい!
「蘇芳地彩絵箱 すおうじさいえのはこ」
東大寺への献物品を入れた箱
杉材を使った大きな箱 脚を付け 透かし彫りした美しい文様
朱や白、緑青の粉を吹き付け、その上に赤、橙、緑、黄などを使い
細やかで華やかな花文を描いています
特に凄いのは金箔の上に赤と黒で「タイマイ」(海亀)を描いたり
唐草文を表したり
とっても美しい物でした
「五色龍歯 ごしきりゅうし」
薬に使った象の歯の化石
「種々薬帳」に記された薬の一つ
龍の歯と名付けられていますが 実際は「ナウマン象の下顎の歯」で
正倉院に残る二つのうち 今回は 歯の形がわかる大きい方が出ています
白い象牙質の中に黄色がかった小さい歯の列があって
ところどころに淡い青色の筋が見えるため「五色」と呼ばれたらしい
削った粉末を 漢方薬として 鎮静、鎮痛など精神安定作用があると用いた
「螺鈿紫檀五絃琵琶 らでんしたんのごげんびわ」
裏 表
世界唯一の五弦楽器の琵琶
聖武天皇・光明皇后のご遺愛品
インドに起こり、中央アジアから中国に入って唐代に流行
その後は姿を消し この品がただ一つ残っています
弦を張った「表」には ラクダの上で四弦琵琶を弾く人や、熱帯の樹、鳥、花文を
「裏」には 咲き誇る唐花文などを輪のように繋げて細かに表している
文様には 貝を使った螺鈿や「タイマイ」(海亀)の甲羅、琥珀などを用い
大変美しく飾っています
聖武天皇の遺愛品
9000件を数える正倉院宝物の中から70件ほどを公開
平城遷都1300年と 光明皇后ご遠忌1250年のあたる 今年は
正倉院を代表する宝物が数多く出陳されています
ゆっくり鑑賞して館外に出てみると 外は薄暗くなっていました
奇跡のような待ち時間0分
1300年も昔の 奈良時代に触れることが出来 感動しました