この本は題名に 衝撃! 表紙に衝撃!
読むのを躊躇しそうな・・・
ノンフィクションである事の怖さ!
今なおこのような事が?と信じられない!
中東の小さな村で 今もなお行われている
生まれ落ちても 女であると言うだけで 親から葬り去られ
もし生かされても
女性・少女・女児・女の乳児 女性であるというだけで
男性から虐げられ 動物以下の虐待を受け こき使われ
理不尽な理屈の男の法律で自由に命を絶たれ
殺した男(親・男兄弟)たちは罪にも問われないばかりか
反対に名誉な事と ほめたたえられる!
信じられない出来事 今でも?と・・・
※中東の小さな村で生まれた「スアド」(仮名) 父から学校どころか
家の外さえ出られず 鞭で打たれ奴隷のように働かされる日々
17歳の時隣家の男性に好意をもった
恋愛は死に値すると知りつつ 気持ちを抑えられず・・・
相手の子を身ごもる その結果 義兄から火あぶりにされる
親の支持なのだ
命からがら大やけどを負いつつも逃げ
病院に担ぎ込まれ 瀕死の日々 そんな中母により毒殺されかけ
そこで意識も朦朧としたなかで身ごもった子を出産
そこに助けの人が現れ その尽力で 国外に連れ出して貰い
二十回以上の手術を受け 体中にやけどの跡をかかえて・・・
現在はヨーロッパで夫・子供たちと新たな人生を歩んでいる
苦しい過去を思い出しながら 2003年に本を出版した
フランスで刊行と同時に ベストセラーに
日本では2004年4月に刊行された
生まれた村のような事をしてはならない その為に世界の人に
その村の人達の考えの理不尽さを知って貰わねばと 本を書いた
仕返しがあるかもしれないので 名も住まいも顔も伏せて
今も 年間6000人以上の少女が家族の手で殺されている・・・・
とっても深い悲しい怖い なんとかしなくては 考えさせられる一冊