先日予告編を観て 興味をそそられ・・・・
観客は4~50人くらい?かな
6歳の少年とその家族の12年にわたる軌跡をつづった人間ドラマ。
主人公を演じた新星エラー・コルトレーンをはじめ、主要人物4人を同じ俳優が12年間演じ、それぞれの変遷の歴史を映し出す。
1人の少年の12年にわたる成長を写しとっている(原題は「Boyhood」=少年時代)。
ドキュメンタリーではなくドラマだが、画期的かつ奇跡的なのは
これが実際に12年の月日をかけて(毎年数日ずつ)撮影されているということ!
オーディションで白羽の矢を立てた少年エラー・コルトレーンがメイソンというキャラクターを演じ、
そこには当然、エラー自身の成長やキャラクターが反映されている。
12年後にどうなるかなんて、撮り始めたときにはわからない。
ああ、こんなにリスクだらけの賭けに出るなんて、リチャード・リンクレイターはなんて勇敢なクリエーターなんだろう。
2時間40分の間、ことさらドラマティックな出来事が起こるわけではない。
なぜなら、映画の主役は“時間”そのものだからだ。
「ビフォア」三部作でも人間にとっての“時間”と向き合ったリンクレイターが、それを1本の映画でやってのけている。
離婚した両親に振り回されて理不尽な思いをしたり、喪失や孤独、初恋といった感情を知っていくメイソン。
そのささやかな瞬間瞬間の積み重ねが、見る者の心を震わせずにはおかないのだ。
まるで自分のことのように体験する映画の時間は、またたく間に過ぎていく。
1年ごとに変貌し、顔つきも心も精悍になっていく少年の姿に、美しくも残酷な“時”をリアルに感じながら。
そしてこの映画は、少年の物語であると同時に家族の物語でもある。
父親と母親、姉にも等しく時は流れているからだ。
ひたすらガキっぽかった父は、父としてそれなりの成長を見せる。イーサン・ホークの味わいは絶品だ。
一方でパトリシア・アークエットが終盤で吐露する母親の思いはものすごくせつなく、誰もが共感せずにはいられない。
そして人生は続く。メイソン=エラーがつづる別の物語に、再び会える日が来ればうれしいと思う。(若林ゆり)
※ 画像・あらすじ等 ネットよりの引用です。
ストーリーはまぁまぁかな
12年間もの年月 何が起こるか分からない 予測も出来ない 賭けのような 4人の役者の起用
監督さんに拍手
『再び会える日が来ればうれしいと思う 』とおっしゃる若林ゆかりさんに 同感です! 見て見たい!