日々好日

さて今日のニュースは

米政府尖閣諸島を安保対象から外す?

2010-08-18 08:32:44 | Weblog
オバマ政権は台頭する中国に配意してか日中で領有権を争って居る尖閣諸島を日米安全保障条約の適用
対象と対外的に明言せず間接的言い回しに留める方針を決定したと言う。

要約すると尖閣諸島については、オバマ政権は一応日本施政権下にある事は認めるが、もし攻撃されても
日本に加勢するか判りませんと言ったも同然の方針変更である。

これまでブッシュ政権時代はもしその様な緊急事態が起きたら直ぐ米政府は対応すると言って居たが、
時代の流れは日米同盟に微妙な変化をもたらした様です。

既に中国にその点を読まれ尖閣諸島は第2の竹島問題になりつつ有ります。

ただ米国は中国に急接近をしながらも中国の軍備拡張には神経をとがらして居る様です。

今米国が中国にご機嫌伺いをして居るのを見て、中国艦隊の太平洋進出が際だって居ます。

日本。台湾。フィリピンに至第1列島線を中国は軽々と越えキロ級潜水艦やソブレメンヌイ級駆逐艦や
フリゲート艦等艦隊が太平洋に進出し何時でも太平洋で活動出来る事をアッピールして居る。

米国が是まで取ってきた「対中国封じ込めライン」を中国の国益のため何処まで破れるか今中国が取る
試行策と見るが妥当な線ではなかろうか?

更に中国海軍は年内に空母建設に着手するのではと推測される。

大国で空母を持たない國は中国だけと言われ2015年までには就航したい意向と言われる。
そうなると中国は世界の七つの海を股にかけて覇を競うわけで、益々軍事大国化の道を選択して居る様に
思えてなりません。

一方我が国はそれに対してどう対処して居るか?
今回の事の様に国益優先の米国に頼らざるを得ない結果は、肝心な時頼りにならない米国に依存し
なければならない悲劇と言わざるを得ません。

其れと同時に退役自衛隊高官が主張する様に現在の自衛隊では國は守れないと言う説には大変説得力が
ある様に思えてなりません。

現在の自衛隊は例えば日本を攻撃すると判って居ても現在の法律では手出しが出来ません。
もし手出しすれば殺人罪で裁かれると言う本当に馬鹿げた法律があると言う。

何処の國にその様な軍隊が存在するのか?
それは日本には軍隊は存在しないと言う大前提で全て自衛隊は「黒子」的存在で、居ても居ないと言う
のが国民への言い訳であるから、「黒子」が暴走したら本末転倒となるからです。

そのくせ活用が疑問視される数千億円の戦闘機や艦船を次々と買い貴重な国費を浪費しています。

國の体面を守り、国民の財産・生命を守るためなら最低限の備えが必要である事が論を待たない

しかし肝心な時それが用をなさないなら何の為の備えか、我々は真剣に其れを討議する時期ではないかと
思えてなりません。

当然憲法の解釈問題も浮上して来ると思います。

また米国依存の現在の防衛体制を見直すと同時に、日米同盟の再確認が急務ではないかと思います。

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