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シェールガスは日本のエネルギー救世主になるのか?

2013-05-19 07:36:29 | Weblog
米国エネルギィー省は新型天然ガス「シェールガス」を含む液化天然ガスLNGの
日本輸出を認めました。

シェールガスとは頁岩層に含まれ天然ガスで無尽蔵にあるとされた。

現在地下に埋蔵された天然ガスは、7000兆リットルと推定されます。

処がシェールガスはその2・7倍の埋蔵があると推定されると云う。

しかしその採取方法で採算が合わず不可能とされて居たが米国で新しい技術の開発
で容易に採取可能になり一躍注目を浴びました。

ただ問題点もまだ残って居ます。

頁岩層からシェールガスを採取する折、激しい水圧で頁岩層を砕き取り出しますが
採取時有毒物質で、地下水が汚染する可能性が出てきて環境問題が起きて来た事。

この採掘方法では地震発生の原因になり易い事。

米国が自由貿易協定FTA協定を締結して居ない國への輸出を禁止して居る事。

日本にはこのシェールガス精製液化プラントがない事。


日本は米国と今だFTA協定は結んで居ません。

しかし世界的に見てエネルギィー改革の救世主とみられて居た原発が福島原発事故
で見直され、今この安いシェールガスが世界中方注目を浴びて居ます。

現在、米国・フランス・中国・ロシア・ドイツ・日本の6ケ国でも260基以上の
原発を抱えて居ますが、シェールガスが軌道に乗れば、其れに変わるエネルギィーを
生み出すものと期待されています。

それだけに各国の期待は強い。

日本は前回安倍首相とオバマ米国大統領との首脳会談でシェールガス日本向け輸出を
要請し良い返事を貰った様です。

今回2017年から対日輸出をめざす米国フリーボート社に中部電力・大阪ガスが
参入し、米国でシェールガスを精製し天然液化ガスとして日本への輸出する事が許可
されたものです。

今回の許可は1日当たり396億リットルで20年間と云う条件がついて居ます。

日本の場合大変特異なケースと見られて居るが、日本の逼迫したエネルギィー
状況に配意した米国の温情と云う見方もある。

他にも非FTA国からの輸出申請は16件あるらしい。

また日本でもこの他に住友商事と東京ガスや三菱商事と三井物産が各地米国開発企業
と共同で輸出申請をして居ます。

原発再稼動の先が見えない現状では安いシェールガスの輸入は各電力会社に取っては
救いの神となる筈です。

ただ何時までもエネルギィーの供給を外国に頼る事は余り褒めたものではないですね。

しかし背に腹は代えられません。

仕方ない事なんですね。

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