日々好日

さて今日のニュースは

政治主導の予算作りは何処へ行った?

2011-08-24 09:37:38 | Weblog
財務省は2012年度概算要求基準となる「作業手順」を各省庁に通知した。

先にも述べた様に民主党は予算編成に際し自民党政権時代の概算要求基準と言う
「シーリング方式」採用に方向転換しました。

是に基づき先般2012年度予算概算基準の骨格を固めたと言うニュースが流され
ました。

正式な概算要求基準は新しいリーダーが決まり新政権発足予定の9月中頃閣議決定
される予定ですが、予算編成は待ったなしです。

其れを見越して財務省主導で作業手順が通達されたと言う事です。

一応この前報道された概算要求基準の骨格に沿ったものと推測されるが政府の重点
政策等示す前に官僚主導の予算編成作業が進む事になり民主党が掲げた政治主導の
旗印はすっかり地に堕ちた感じです。

各省庁の概算要求提出締め切りは9月末頃の予定ですが、自民党政権時代に較べて
大体1ケ月位の遅れです。
本当に是で年末予算案作成に間に合うのか今から気が揉めます。

予算概要基準の骨格は各省庁は國が定めた義務的経費、所謂人件費と事務費等を除いた
額を昨年比で10%削減する。

ただし、社会保障費と地方交付金は10%削減の対象から除外する事。

そこで捻出された財源1兆2~3千億円から6千億円を新首相裁量枠として確保し
残りを年々増加する社会保障費に充てる事とする。

新首相裁量枠については一時1兆8億円と言う常識外れのニュースも流された様ですが
まだ新しいリーダーが決定するまではハッキリしないのではないかとも思われます。

ただ2011年度の当初予算で首相裁量枠が「元気な日本復活特別枠」として2兆円を
超えて居たので、満更常識外れは当たらない感じがしないでもない。

新首相裁量枠が増える事は、是までの政策の縮小に繋がる恐れもあって其処の処は
見解の相違でどちらが良いとも悪いとも言えないのでは?

来年度予算の大枠は借金返済に該当する国債費を除いて71兆円で本年度予算の92兆円
内に納めたい模様です。

多くても93兆円内には納めて貰いたいものです。

なにせ来年度は別枠として復興債で賄う予定の災害復興予算がつきますので、益々財政は
厳しくなってくるのではないかと思われます。

民主党一部が言う歳費の総入れ替えで財源捻出等は戯言となって来たので、目を覚まして
消費費税問題を含めた税制一元化は早急に取り組まねばならない重要事項だと思われます。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 民主党代表選29日投開票か? | トップ | 債券格付け会社ムーディーズ... »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事