野田首相いよいよ決断か？分党覚悟で法案優先か？

消費税増税問題は今特別委員会で野党から峻烈な非難を浴びて審議中
ですが、民主党内でも野田首相に揺すぶりをかける小沢グループの
存在があります。

小沢グループはもしこの法案の採決があったら離党も辞せぬと強気の
姿勢を崩さず党内野党として倒閣すると言う存在です。

此を憂慮した輿石幹事長の斡旋で野田・小沢・輿石氏の三者会談が
了承された。

小沢氏は消費税増税には絶対反対でこの姿勢は余程の事がない限り、
曲げる事は考えられません。

是に対して野田首相はこの消費税増税法案等に政治生命を賭けると
言った手前おめおめと引き下がれません。

政治力学でどう此が変わるか、先が読めませんが、小沢氏を切って
自民党の軍門に下る決心を迫られて居るのではと思えてなりません。

法案優先を取るなら、この選択しか残されて居ない様な気がします。

もし一か八かで衆院強行採決で法案が参院に回されても、成立する
望みは薄いと思われます。

頼みの公明党の賛成を得られればどうにか法案成立と言う事も考えられ
ますが、こちらの方が可能性は低い様です。

それに党内離脱があれば、完全に不可能な事となります。

今回の小沢・野田氏会談が決裂したら致命的な結果で、民主党分党が
決定的になる可能性が見えてきました。

ハッキリ意見の違う者同士、此処で分かれて次のラウンドへ進む事も
必要かも知れません。

下手な法案の先延ばしは恥の上塗りとなるでしょう。

我々国民は民主党でも自民党でもどちらでも良い、要は生活が保障され
快適な人生が送れれば良いと言うのが本音です。