どうなって居るのだ原発行政

今衆院選で即原発ゼロだ。

イヤ１０年先、イヤ２０年先に原発ゼロだ。

安全が確認されれば原発は全部暫くは稼働を目指すと色々な各党の主張が賑やかです。

処が肝心の停止されて居る原発や建設途中の原発はその合間で着々と稼働に向け工事が
進められて居るとか。

問題は青森県下北半島大間に建設されて居る電源開発Ｊパワーの原子炉建設です。

大間の原発は２００８年工事着工し２０１６年完成を目指して工事中だったが２０１１年
福島原発事故で工事中断していました。

処がエネルギィー政策を見直した民主党政権は再開を容認しＪパワーは工事再開したが、
世間の流れを気にしてか殆ど工事自体は進んで居ないとの事。

工事従事者も半減しどちらつかずの宙ぶらりん状態。

ここの大間原発の原子炉は使用済み核燃料から取り出したプラトニュームをウランと混ぜた
混合酸化物燃料を１００％使用する「フルＭＯＸ」方式で効率的核燃料サイクルを狙う
国策に従った施設とされて居ます。

しかしこのフルＭＯＸ方式は核分裂反応を抑える制御棒の効きが悪く、異常時に原子炉内の
圧力が増す危険性がると言われて居るとか。

国策とは言え、そう言った原発が稼働する事は問題が多い様ですね。

何か日本の原発等の原子力行政は安全神話を作り上げて、あとは立地自治体へ餌をぶら下げて
ドンドン原発を設置して行き最終的には日本中に１００基の原子炉建設へと計画は膨らんだ。

処が今回の東日本大震災で福島原発事故が起き世間の流れは脱原発へと流れました。

が国策として原発依存にトップリつかり、もしこれを稼働中止すると国民生活や日本経済に
大きな影響を与え危惧された。

日本の原子力行政は大きな曲がり角に来て居る様です。

曲がり角は良いのですが、肝心の梶取りがしっかりして居ないのでふらふらして居て国民は
困って居ますね。