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新入女子社員過労自殺で電通社長引責辞任・滅私奉公今は昔・労基法が全て

2016-12-29 06:45:40 | Weblog

大手企業の電通に新規採用された女子社員が余りにもヒドイ長時間労働で過労自殺を
図った事件は、一気にブラック企業を浮き彫りにしました。

厚労省もこれを見過ごす訳には行かず規則を改正し長時間労働の企業名を公表する事
にした様です。

日本の高度成長期には、会社のため家庭を顧みず馬車馬の様に働くのが当たり前と
されて来ました。

労基法等あってもな様なもので、サービス超勤処か深夜勤務を厭わない人が産業戦士
として持て囃された時代がありましたね。

バブルがはじけた後コスト削減のためリストラが行われ企業の姿勢が変わって来た。
経営方針は家族的経営が排除され、シビアな企業体に生まれ変わった。
終身雇用・年齢別給与体制から、非正規社員雇用拡大・能力別給与体制となった。

実績主義・競争原理導入で実力主義社会となった。

高度成長期の滅私奉公の労働が、形を変えてコスト優先の過労労働が課せられ様に
なった。

企業も生き残るため体裁の良い事ばかり言って居られなくなって来ました。
グローバル化の日本企業の実態は其処まで厳しくなって来てます。

そう言った意味では現在の日本の企業は大半がブラック企業と言われてもおかしくない。
口では労基法・労基法と言いながら蔭にまわればすれすれの事やらねば生き残れない程
になって居る。

運悪く、今回の様な事件が起きたり、マスコミにブラック企業と言われたら企業イメージ
に影響し社長の辞任まで発展する可能性が高い。

労働者は雇用の機会が少なくなって此方も労基法等言って居る状況ではない。

日本の労働運動は今は昔話ですね。

働かねば生きて行けない労働者、営利優先でなければ生き残れない企業。

両方の合意点はあるのでしょうか?


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