日々好日

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9・11と国の安全保障(国防)

2008-09-11 10:24:07 | Weblog
あの悪夢の様な9・11から7年が過ぎすっかり記憶は風化され様として居ます。
乗っ取られた米旅客機がNYの世界貿易センターのツインビルとワシントン郊外の
ペンタゴンに突っ込み3千人もの命が一瞬にして失われました。
我が同胞の命も何十人かが同時に犠牲になりました。
世界の世論は、未曾有のテロに震撼して米国のテロとの戦いを支持しました。
我が国も例外は許されず、ずるずると引き込まれて行きました。
アフガンからイラクへと対テロ戦争は拡大し現在収拾がつかない状態です。
我が国にもインド洋海上給油やイラクでの兵員運搬協力、アフガン派遣依頼等が
次々と要請されて来ています。
イラク戦争協力は親米か反米かの踏み絵の様相すら呈して居ると言う。
私達は先の大戦で軍部の暴走で手痛い目に遭いました。
貴重な経験で私達は学び、永久に戦争放棄をうたう理想の憲法を持ちました。
私達は米国の核の傘の下で、ただただ経済活動に邁進して、世界に肩を並ぶ程の国力を取り戻しました。
しかし、國として国際秩序を構築するには、どうしても最低の力軍備が必要となってきます。
ご存じの様に軍備には莫大な費用を要します。これをムダと見るか、國の最小限の
必要経費と見るか、立場によって異なります。
丁度掛け捨ての生命保険の保険料と何か似ていますが、國の安全保障と言ったもの
は大凡そんなものではないでしょうか?
理想通り行かないのが国際情勢です。歴史は國の防備を怠り消えていった國が幾つ
もある事を教えてくれます。
今日本は経済も大変になっているが、国防と云う問題もなおざりに出来ない状況
です。
もし日本に9・11の様なテロがおきたら?もし北朝鮮が弾道弾を日本に撃ち込み
挑発してきたら、日本はどう対応出来るのか?
これは北朝鮮の金総書記が脳卒中で倒れたと云うニュースが流れ、益々北朝鮮の
一部軍部の暴走が懸念されるので現実味を帯びてきました。
近くはグルジア紛争等、きな臭いニオイが出だした世界情勢のもとで 日本の国防の問題は避けて通れない問題です。
私は折角の自民党総裁選や衆院選が行われる良い機会だから、最重要の経済問題
財政再建、医療、年金、雇用問題と同じ大きさで国防の問題は国民が真剣に検討すべき大問題だと思います。
石破前防衛相がこの問題を引っさげて総裁選に立っていますが、どうしても今回は
景気回復が最大問題なので、問題が大きすぎる国防問題は影が薄れると思います。
しかし本当に何が國のためになるかを考えると、余り余裕は無い様に思えてなりません。