西東京市郷土資料室の借景は、北側にある「西原自然公園」の木々。
これは1週間前の風景。
今はもう少し葉が落ちて冬模様です。
サテ、こんな1週間前の日曜日、
昨年に引き続き、大人気企画となった「伊勢型紙で年賀状をつくろう!」を開催。
小学校3年生から大人の方々まで20名(定員)が参加しました。
講師は、昨年に引き続き、西東京市在住の南部俊彦さん
今では数少なくなってしまった、伊勢型紙の生粋の職人さんです。
伊勢型紙とは、江戸小紋を染めるための型紙で、
柿渋を塗った和紙を小刀で彫り作ります。
1㎜にも満たない穴や1寸(3.3㎝)に40本以上のこともある縞を彫り上げる技は圧巻!
職人さんの小刀は全て手作り。
鋼(はがね)を加工し、砥石で砥いで作ります。
長年にわたり刀を持ち続けてきた南部さんの爪は変形している。
力が入るため、反った右手の親指は、
職人の証、誇りです。
さて、今回は去年に引き続き、この伊勢型紙を年賀状に活用。
南部さんが用意してくれた柄から気に入ったものをを墨で柿渋を塗った和紙にもらい、
デザインカッター(1枚の紙を切るのに適した細い刃のカッター)を使って、
色をつけたい部分(墨の黒い部分)を彫ります。
彫りあがったら染付け。
実際小紋を作るときには、作業は分業。
彫り師の南部さんは染めはやらない。
今回は水彩絵の具を使った。
柿渋を塗った紙は水にも強く、伸び縮みがないので、何度も洗って使える。
水をほとんどつけず、ステンシルなどで使う筆でポンポンたたくようにするのがこつ。
まずは、去年も参加してくれた4年生のAちゃんにお手本の染めをしてもらう。
彼女の使う色は明るくかわいい!
さっそく本番の年賀状にポンポン。
これは4年生のYくんの作品。
上手!
参加者全員が素敵な年賀状を作ることができました。
こんな心のこもった年賀状をもらったら、
とっても良い1年が過ごせると思いませんか?
そこで、今年も、かめしーたも、型紙を作成!
どんな年賀状になったかは、新年があけてからのお楽しみに!
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