したのやムラ便りG

東京の片隅に眠る下野谷遺跡。「したのやムラ」と呼ばれる縄文のムラがありました… (non official site)

夏越大祓(なごしのおおはらい)

2012年06月30日 10時25分41秒 | かめしーたのひとりごと

ご無沙汰しました。

お元気ですか?

                                                          

今日6月30日は、暦の上では「夏」の終わり。

そこで、全国のいろいろな神社さんでは「夏越大祓(なごしのおおはらい)」

または、「水無月大祓」が行われます。

                                                               

これは、私たちが日常生活でおかしてしまっている罪穢れを祓い、

禍いを祓う神事です。

形代といわれる紙でできた人形に名前や生年月日を記し、息を吹きかけ穢れを移し、

ご神火で焼き浄化していただくのです。

境内には「茅の輪(ちのわ)」という茅でつくった大きな輪が掲げられ、

そこをくぐることによっても罪穢れをお祓いします。

和菓子の「水無月」をご存知ですか?

ういろうの上に小豆ののった三角形の和菓子です。

これも、古来から小豆の赤が穢れを祓ういみがあることで、

この神事にあわせ食べたものなんですよ。

                                                           

日本には、わたしたちの住むまちには、

こんなにすてきな風習が古くから続き、今も息づいています。

今日は、神社にお参りするもよし、和菓子をいただくのもよし。

でも、本当は、これまでの半年を振り返り、罪穢れ、禍いを吐き出し

新しい半年にたくさんの良いことが吹きこまれてくるように、

そっと手をあわせることが一番良いのだと思います。

                                                      

P1060036  昨日夕刻の田無神社。

                                   茅の輪が準備されていました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« メダカくんもうすぐ誕生! | トップ | 草の糸 紡ぐ。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

かめしーたのひとりごと」カテゴリの最新記事