12月18日(土)、西東京市郷土資料室で
冬の体験教室「伊勢型紙で年賀状作り」が行われました。
前にもお知らせしたように、
着物の小紋などを染めるための型紙をちょっと応用し、
年賀状を染めよう!という教室です。
国の保存技術に指定されてもいる伝統技術、伊勢型紙づくり。
今回の講師は、西東京市にお住まいの南部俊彦さん。
全国でも数少ない伊勢型紙彫りの職人さんです。
さあ、伊勢型紙教室の始まりです。
実際に着物を染めた型紙を手に説明する
南部さん。
精緻な技に驚嘆。
愛用の道具の一部。すべて手作り。
使いこまれた砥石。
まず、刃が砥げなければ職人ではないと断言された。
砥ぎ澄まされた刃先 。
今回用意してくださった図案の数々。
これを、柿渋を塗った和紙に墨で写していただき、
墨の部分を彫り抜いていく。
参加者用の道具。
茶色の紙が柿渋を塗った和紙。洗っても大丈夫。
現在は柿渋の変わりに化学薬品を塗った紙もあるそう。
型紙彫り開始。みなさん息をつめて型紙を彫る。
色つけを教わる。
実際は、型紙を彫る職人と、染めの職人、
仕立ての職人・・・とすべて分業なので、
南部さんが布を染めるのは個人的な趣味の範囲だけ。
今回は染料にアクリル絵の具を使った。
何色にしようかなぁ?
ぬり絵が大好きというAちゃん。
色遣いがとっても可愛く、素敵な年賀状が完成した!
最後には、皆さんの作った年賀状を先生に講評していただきながら鑑賞。
どれも素敵な出来上がりで、歓声があがっていました。
Aちゃんの染めた年賀状お見せしたいのですが、
実は、かめしーたと同じ図柄を彫りました。
色使いや、彫りの丁寧さのせいで、
かめしーたのものとは全く違う出来栄えの素晴らしさですが、
図柄が同じなので・・・ちょっとお楽しみは年明け、年賀状が届いた後に。
一枚一枚心をこめて染める年賀状、
作る側も、もらう側も 心温かな佳い一年が送れそうな気がします。
南部先生ありがとうございました!
大好評につき、また企画を考えたいと郷土資料室のNさんがおっしゃってました。
その時はみなさんもぜひ、ご参加くださいね!
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