したのやムラ便りG

東京の片隅に眠る下野谷遺跡。「したのやムラ」と呼ばれる縄文のムラがありました… (non official site)

未来にひく「弓」

2011年10月15日 13時41分13秒 | かめしーたのひとりごと

昨夜は、武蔵小金井駅北口すぐの「風びゅんびゅん」というお店で

縄文笛毅さん、ゆかりさん夫妻と飲んだ。

ライブのささやかな打ち上げ。

中央線沿線らしい、ちょっと変わった?いろいろな人が集まるお店、

おつまみも美味しい!(ランチのカレーも美味しいらしい)

ぜひ行ってみてください。

                                                                

さて、ブログにもアップできていないように、

まだ「縄文の森の秋まつり」のまとめが全然できなくて、

写真も参加者の皆さんに送れない状態なのだけれど、

せめて「したのや縄文笛吹きキッズ」の写真だけでも毅さんたちにお渡ししたいと、

昨日あわてて準備して改めて驚いた。

                                                             

ライブ後の集合写真、

みんなの笑顔がなんて素晴らしいんだろう!

この笑顔を見ていたら、どんなつらいことでも乗り越えられそうだ。

                                                               

最近は、個人の肖像、特に子供の写真にはどうしても気を使わざるをえない。

誰でもアクセスできるインターネットなどではなおさら・・・。

だから、ここには残念ながら載せられない。

でも、ぜひぜひ見てほしい!

保護者の方に了承を頂いたので、

郷土資料室で、来月以降貼りだす予定の「秋まつり風景」にはのせるつもり。

ぜひぜひ、ぜひぜひ見に来てください。

                                                            

ということで、ここではせめて、顔がアップではないライブ時の写真をアップ。

たきしーたさんの撮影。

                                                            

69_originalb_2

                                                           

そんな写真をみながら、いろいろあったけれど良かったねえ!

と飲みかわす場には特別ゲストに、東村山市の学芸員のIさんも

                                                             

実は、Iさんこそ、今回の縄文笛ライブの発端となるキーパーソンなのだ。

                                                           

下野谷遺跡公園が開園した時、

それまで、文化財の活用なんてことを考えることもあまりなかったかめしーたは、

悩んでばかり。

そんな時、東村山にある下宅部(しもやけべ)遺跡を知り、

縄文サークル・したのやの面々と、そのお祭に出かけた。

                                                            

下宅部遺跡にも遺跡公園がある。

下宅部遺跡はっけんのもり」というこの公園は、

その計画の段階から、市民のワークショップなどを経て出来たもので、

その後の公園の維持や活用も友の会が行っている。

かめしーたは、下野谷遺跡公園の未来の目標の一つとして憧れている。

                                                            

実は、そのお祭で初めて、縄文笛毅さんのライブを聞かせていただいたのだった。

その時から、温めていた企画が、今回の毅さんとキッズとのジョイントコンサート。

5年の月日を要してようやく実ったこの企画。

毅さんご夫妻とともにIさんともグラスを合わせられて、昨夜は本当にうれしかった。

                                                             

さらに、昨日はスペシャルなプレゼントを、Iさんにいただいた。

それがこれ

                                                          

Photo

                                                           

「イヌガヤ」の実。

                                                             

下宅部遺跡からはたくさんの木製品が出土しているのだが、

その中の逸品の一つが漆塗りの弓だ。

分析の結果、弓は「イヌガヤ」の木でできていることがわかった。

だから、下宅部遺跡はっけんのもりには「イヌガヤ」が植えられているのだという。

そこでなった実をいただいた。

                                                             

Iさんいわく、

「この実をいろいろな遺跡公園にプレゼントして、

縄文時代のムラ同士のようなネットワークを作りたいんです。」

いいじゃないですか!

じゃあ、「したのやムラ」からは何をお返ししようかな?

植えられている木々はすべて「はっけんの森」にもあるし・・・。

悩んでいると、毅さんいわく

「子供たちの笛の音楽とか?」

いいですねえ!それ!

                                                            

「イヌガヤ」が芽を出し、大きく育ち、弓に使えるようになるまで、

もしかしたら(たぶん)かめしーたたちは生きていないかもしれない。

でも、未来の子供たちに届くよう、今、「弓」をひこうか。

                                                           

そんなことを話していたら、どんどんグラスは重なり重なり・・・

またまた、美味しいお酒とともに、幸せな夜は更けていったのでした・・・

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする