手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

高齢化が進む伝統工芸士

2010-04-08 08:00:20 | Weblog
伝統工芸士という称号を頂いても、生活が良くなるわけでもない。

それも、高齢になっていただいても有難さが薄い・・。

そして、自分の責任で、自分で経済は確保しなければならない。

大体が、職人には営業は大きな負担である。作るのは得意だが、
売り込むのが不得意だという人が大半だと思う。

それをカバーしてくれるのが、行政ではないだろうか。

しかし、このご時世なのでなかなか売れない・・。

しかし、地元の地場産業としての特産品は残さねばならない。

いろいろ観光場所で陳列してもらう。あるいは、記念品に使って
もらう。 など・・・。もっともっと積極的にしていただきたい。

そして、高齢者の多い伝統工芸士だが、できれば年齢が油の乗り
切っている年代に伝統工芸士の称号を与えてほしいものだ。

後継者作りは、どの分野でも大変な仕事である。

職業訓練校も、今は影を潜めている。鳥取市に、訓練校の復活
を期待する。

この仕事をやりきって初めて、伝統の継承は成り立つのである。






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