家具の学校

家具の学校を開設し15年目になります。初級、中級、上級、30人が頑張ってます。

7期生の瀬田さんのブログ2010年12月11日分

2011年12月29日 | Weblog
12月11日
 今日も伊勢原は好天。どこまでも青い空が続く。大山方面に向けて歩く人も多い。もちろんケーブルカー乗り場行きバスは超満員だ。
 先週、サンディングシーラーをたっぷりと流し溜めてしまった椅子。今日は乾いているからしっかりと剥いで、次の段階へ進もう。お昼休みに大村さんに話を聞いた後に、やっとカラークリア―だ。ガンに慣れていないという思いに押しつぶされるのか体が硬直して動けない。駄目だなあと思えば思うほど一歩も前に進めない感じだ。ああ、つらい。
 有福先生は言う。「平面と違って、椅子は難しいの。我々だって何年もやってからやっと椅子だよ。慣れてないんだから、できなくたって落ち込む必要なんか全然無いよ」と。理屈はそうだと思うし、その言葉を掛けてくれるプロの思いが分かるだけに、現実にガンをちttも操操ることのできない自分が何とも恨めしい。目の前のガンと闘うだけでなく、自分の気持ちとも格闘するのはひどく疲れるものだ。
だが、人生において「折り込み済みの事柄を、今更ながら引っ張り出して今一度折りなおしてみる」作業を棺桶に入る前にやっている家具への挑戦は、大げさにいえば生き方の問い直しにも似ている。だから、止めるわけにはいかない。それがどんなに不格好でしんどくても。

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7期生の瀬田さんのブログ2010年12月4日

2011年12月23日 | Weblog
少し遅れましたが、瀬田さんのブログの続きを掲載します。
前野

12月4日
 サンディングシーラーをスプレーガンで塗る日だ。授業前の実演ビデオ観賞、大村先生による実演、さらには有福先生の講義で念押し。だが、本番は・・・。
塗料があちこちに溜まってしまうという現実に直面。縦に下ろす時にガンを斜めにし損なったことと、まっすぐに下ろせないことに、塗った直後気付いた。神経を使って塗ったつもりだったが、「つもり」に過ぎないことを午後の磨きの時間になって骨身に知らされることに。
 スプレーガンの肝は、距離、スピード、角度の三つ。ほかに、塗料の粘土や引き金を引く力があるのだが、私の場合はそれ以前に空気を出す時と塗料を出す時の引き具合に問題があったようだ。塗布直後、有福先生に「塗料が出ているのにガンを動かさないから」と指摘を受ける。塗料が出ていないと思っていた時には既に塗料が出ていたというわけだが、その場では理解ができず、これを書いている今になって、やっと分かった。緊張し過ぎと考え過ぎがかえって仇になった感じ。
 帰りの電車で、橋さんが「瀬田さんの性格ならそうなるよ。見ていたら慎重過ぎて、溜まるなあと思ったよ」。来週のクリヤーラッカ―の塗り方は今日とは違い、色見本に合わせて個所ごとに薄めから塗っていくのだそうだ。妙に落ち込んでしまった今日の気分の回復に1週間は短いかも。
 素敵な話題を一つ。直佐さんがお子さんの椅子を臍付きで作っているそうだ。ネジ式ではなく、臍がミソ。その作る姿を見て、「ママ、かっこいい、すごいねエ」とお子さん。ほんと、かっこいい!


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上級特派員便り 2011年12月17日

2011年12月21日 | Weblog
上級特派員便り

2011年12月17日 @横浜校   快晴

伊勢原校でキャビネットの組み立てが完成し、来年春の塗装まで、しばらくぶりに横浜校に戻り、本年最後の実習は椅子の張りの練習です。

上級の張りの新しい講師は星野先生です。評判ではXXXXだとか。上級と言えども張りの未熟者たちです。丁寧なご教示をよろしくお願いします。

さて、教材は、すでに出来上がっているスツール骨組みにスプリングの座を作ること。作業手順を記すと、
1. まずはスツールの脚を塗装。(やすり掛け、サンディングシーラー、着色、フラット)
2. スプリングを受けるベルトを張るための治具製作。
3. スツール教材の底面にスプリング受けベルトを張る。スプリング6ヶが均等にスペースに入るようバランスを見てベルト位置を決める。ベルトは治具にて強く張る。ベルトは釘でスツールの縁に止めますが、マグネットハンマーで打ち込みます。
4. ベルトを交互に交差するように止め、その上に各スプリングを均等に配置して、それぞれのスプリングの上部とスツールの上部の縁とで麻糸で結びます。
5. スプリングの下部はベルトに麻糸で縫って止めます。
6. 上部スプリングに綿を被せ、その上に麻布を被せてスツール縁にエアタッカーで固定する。
7. 上部縁に土手を作る。土手は、座ったときに腰がずれ落ちないためのもので、ヤシの繊維を麻布できつく丸めて縁にタッカーで止め、さらに固めるために麻糸でくくってゆく。この作業は、慣れとコツが要る。

張りは久しぶりの作業で、最初はなかなか手が進まないようでしたが、吉田講師に鍛えられた初級のミッシェルチェアを思い出したか、徐々に手が進んだ模様。
それにしてもマグネットハンマーは、片手で釘打ちが出来る便利さがある反面、釘がマグネットから離れず布を抑えている指先に釘が刺さる危険も。今回も何人かが釘を刺して・・・・あれは実に痛い。
本日は、伊勢原で佐宗講師に教わることもなくなりおやつは無し・・・と思いきやS氏が継承者となって、佐宗講師に頂いた山梨産巨峰干しブドウを入れたフルーツケーキを用意していてくれました。期待していなかっただけにとても美味しい。A女史の満面の笑みを観ていただきたい。
S氏、いやS氏ご令室に感謝。


写真1: 星野講師 ちょっとイケメン

写真2: 教材スツール骨組みとベルト張り治具

写真3: 作業3 作業4 ベルト張りとスプリング固定
  
写真4: 作業5 作業6 

写真5: 作業7 土手作り

写真6: 本日のおやつ、フルーツケーキと満面笑みのA女史



『お道具拝見コーナー』その11(三枝氏投稿)

今回は「釘締(くぎじめ)」の紹介です。 写真は工場で現用の物です。
釘締は むかし「ヘシコミ」とも言った様です。 釘頭を材面より深く埋める必要がある場合や、玄翁を直接使えない凹部、例えば埋め木をする穴の底部に釘を打つ場合などに使う道具です。
家具の組立でこんなに釘を使うのは想定外でしたが、考えてみれば釘打ちダボ隠しは、家具では良くある手法の様です。 
初級の頃、最初に作った道具箱は接着釘止めでした。 前回完成したキャビネットでも釘を使用しています。 ネジよりも釘を使う理由は、木ネジでは硬いカバ材が割れる心配がある為と下穴をもむのが手間な為でしょうか。 木ネジでは修理の時に、ネジが錆びて頭がねじ切れると、分解が難しいと言う事も有るのでしょうか。

30年前、京王デパートで見たダニエルの家具は、釘打ちダボ隠しがして有りました。ダボ頭は鑿で削り取って少し盛り上げて有りましたが、それは多分に意匠的な意味も有ったでしょう。それがアクセントにもなり、ダニエル家具を特徴付ける商品でも有りました。
それはスマートさよりも、重厚さや堅牢さ、素朴さを演出する物だったと思いますが、実用面でも、家具の堅牢性に寄与したのだと思います。 

従ってそう言う釘を使って家具を組立てる伝統は現在にも受け継がれていると思います。 写真の釘締を見るとお判りの様に、右端にはとても短い釘締めがあります。 これは長かった釘締めが叩かれ、叩かれ使い込まれておよそ半分の長さにまで短くなった物です。
これを見ると、ダニエル家具作りの伝統の中で、釘と釘締めの使用頻度がいかに高かったかが判ります。
釘締めの先端部は細くなっており、小口を円形にして滑りを防ぐ為に小口端面を凹みなまこ(メッシュ)、十字等々に加工してあります。長く使用していると先端が凸面になってきますが、そのようなものを使い続けると、釘の頭を打った時に滑りやすくなります。そのようになった先端はグラインダーなどで凸部を平面にまで削り落とします。
また先端部は釘頭に当たって滑らず、変形もせず、欠けない程度に焼き入れされています。

簡単な道具の様で、作るのは難しいと聞きました。 良いものは結構値段も張る様です。出来れば、ホームセンターの安物で無くて、名の有る鍛冶の作る良い物を使いたい所です。小さな贅沢です。

写真7: 釘締め


文責・編集  堀江


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12月17日 今年最後の授業

2011年12月17日 | Weblog
今年最後の授業、
今日は一段と寒い朝でした。
初級は、塗装の授業で椅子の塗装


来年から張りに突入です。
中級は、額の製作が完了しました。

専攻科は、元町発表会のため頑張っています。
ろくろで、部材にねじを切り組み立てます。

タガネで組み立て中の部材

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2011年12月10日上級特派員便り

2011年12月16日 | Weblog
上級特派員便り

2011年12月10日 @伊勢原校   晴れ

今週はキャビネットの製作の最終章。
今日の伊勢原は寒い。伊勢原は大山の登り口が近くにある。伊勢原市の海抜は知らないが、大山に近いので寒いのだろうか?横浜辺りとは1,2度は違うようだ。
その伊勢原での木工作業も今日が最後となった。

長い、長い工程を経て、キャビネット製作も最終日になりました。前回も述べましたが、キャビネット製作は実に様々な工程があり、それらのどの工程にもそれぞれ利用する道工具があり、それらを繰るたしかな腕が要る。これら道工具もキャビネ製作で数えきれないほどの種類を使ってきた。
工作機械では、手押しカンナ盤、横切り盤、昇降盤、一面自動カンナ、ほぞ切盤、ボール盤、角のみ盤、ベルトサンダー、スピンドル、パネルソーなど。工作機械ではないが集塵機。
電動/エア工具は、エアカッター、オービダルサンダー、ルーター/トリマー、ドリルドライバーなど。
手工具では、ノギスやスコヤ、曲矩(さしがね)などの定規類、罫引き白書きなどの墨付け工具。のこぎり、玄能、のみ、そして台かんな、小がんな面取りかんな台直しかんななどのかんな類。それに、手作業を補助してくれるハタガネ、ベルトクランプなどのクランプ類やサンドペーパー。
挙げれば、実にほとんどの動工具を駆使していたことが分かります。
筆者は、大事な道具にアイロンも挙げておきたい。材にへこみが生じた時に、患部を水で濡らしてアイロンをかけるとたいてい元に戻ります。ずいぶんお世話になった道具です。

本日のキャビネ製作は、引き出しの組み立てと前扉の取り付け。
引き出しの向板と側板を、底板を嵌め込む溝の位置を合わせてボンド付け。ボンドの乾かぬうちに底板を溝にはめ込み、すかさず、前板を取り付ける。前板をハタガネで動かぬように固定して側板から前板のハツリ部分に釘を打つ。釘はしっかり釘締めで叩き、ダボを埋め込み隠し釘とする。ダボはテーパー加工されていて、打ち込むほどに締まってくる。
引き出しが、きちんと矩(かね=直角)が出ていることを確認する、または必要に応じて微調整する。
底板はボンドをせずに、底から側板に斜めにタッカー止め。引き出しをキャビネに入れて引っ掛かりが無いように、最後に底の部分を手鉋で平ら(若干凹面)に削り、取っ手を取り付けて引き出しの完成。
前扉は、留め(=45度)の部分などを確認し、隙間が生じていたら木工補修用パテ(コクソウッド)で隙を埋めて、乾燥してから余分な部分をやすり掛けで落とす。パテはスクレーパーのようなものでしっかり押し付ける。
裏表ともに綺麗にやすり掛けする。繊維に沿って掛ける。繊維を横切るやすり掛けが必要な時は、やすり掛け痕が消えるように繊維方向に掛けて仕上げます。
完成の目途も立ち、ここで休憩。佐宗おやつタイムとなりました。
伊勢原での最後のおやつは、山梨産巨峰干しブドウの入ったフルーツケーキ。しっとりとした舌の感触に控えめの甘さが広がり、巨峰やシナモンの香りが鼻腔をくすぐります。今後は横浜に戻って張りの練習が待っていますが、このまま伊勢原でいいのにとの声も。

扉の丁番を、下穴を開けてからねじ込みます。本体帆柱には、左右扉の隙間を見定めて、隙間板を使って丁番を取り付けます。何事も丁寧。
扉も取っ手を付けて完成。
これで塗装前組み立ての完成となり、引き出しの側板にダニエルの焼き印を頂き、完成品を前に皆で記念写真。T氏が多忙で完成時に参加することが出来なかったのはまことにです。
実に多くの工程の中、実に多くを学ぶことの出来たキャビネット作業でした。
生徒たちの作業に、時に物足りなさを感じたこともあったかもしれませんが、我々生徒は新しいことも習い、発見しながら楽しい時間を過ごすことが出来ました。お世話になった佐宗先生、正野先生に感謝、感謝です。

終了後、伊勢原駅周辺のお蕎麦屋さんで、専攻科の先輩諸氏もまじえて謝恩会を行いました。話の尽きぬ、楽しい時間を過ごし、おいしいお酒も頂きました。先生の、今後も遠慮なく相談事を持って来てください、との言葉を頂きました。ありがたいです。
歴代でも、かなり熱心なクラスだったとか。皆勤賞はS氏とH女史。
皆多くのことを丁寧に習いとても充実した伊勢原木工教室でしたので、終了を迎え、なんだか感傷的になりました。


写真1: 引き出し前板の釘打ち ハタガネを使って丁寧に


写真2: 段違い部分をきれいにカンナで仕上げ

写真3: 塗装前の木工完成品
  
写真4: ダニエルの焼き印 合格したもののみに許される焼印

写真5: 完成品を前に1枚

写真6: 本日の、そして最後の佐宗おやつ


写真7: 謝恩会

写真8: 僭越ながら、佐宗先生と特派員の記念のツーショット 


『お道具拝見コーナー』その10(三枝氏投稿)

今回は ウッドパテ コクソの紹介です。
品名:木工補修用パテ
メーカ:玄々化学工業株式会社
            http://www.gen2.co.jp

これは道具とは言わないかも知れないが、加工精度の甘い所を隠す道具の一種とみなす事が出来るだろうか?

框組の家具を製作してホゾや留めはキチンと組み上がって欲しいと願うが、今一密着しない場合が有る。
材をカットする時の力加減や、穴掘り時の材の押さえ加減でわずかなずれが出るのだろう。 組上げてみると胴付きが今一と言う事が往々にして有る。

そう言う時、力の掛からない所であれば、ぼろ隠しにこのコクソ白ブナを摺込むと隙間が目立ち難い。 プロでも用意しているくらいだから、自分の腕が悪いと余り嘆くことせず、堂々と使えば良いだろう。 但しコクソを塗った部分は、塗装が乗らないので、不要な部分は出来る限り削りサンドペーパーなどで落として置く必要がある。
その後でどうして此処に隙間が出来たのか、原因を探求して、改善すれば良いではないか。

似た物はホームセンターにも置いて有る。 便利な物は大いに活用していけば良い。 力の掛かる所は、エポキシパテも有るから、場所によって使い分ければ良いと思う。
上手く使いこなせば、隙間も目立たず、我ながら上出来と満足できる仕上がりとなる事請け合いだ。

写真9: 木工パテ コクソ

写真10: 木工パテ例 0.2mmほどの隙にパテを摺り込み(左)乾燥後サンドペーパー(右)

文責・編集  堀江


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久しぶりの専攻科通信

2011年12月13日 | Weblog
12月10日、きりっとした冬晴れの中久しぶりで電車で伊勢原へ。雪景色の大山と真っ白な富士山の頭がすっきりとした青空に。もう冬ですね。
いす作りを始めて20ヶ月。2回目の師走を迎えます。去年の今頃は模型作りにわいわいやっていた頃、さてこの1年何をやってたのでしょう。今回も成人の日の連休(1月7~9日)で元町ダニエルで専攻科展示会です。みんなでなんとか間に合わせて座れる椅子展示かなと思っていたのですがなかなかそうは簡単にいかず…
山本さん、ぼくは現物を作るなんて言ってない。今は図面引きが楽しいんだということでもっぱら図面引き。でも酒井さんとの会話では作ることを前提にした構造上の強さの話も出たり、確か図面はパターンの違う椅子の2枚目の原寸図。そこまで行ったらやっぱり雲の上の椅子に一度は座って体験してみたいな…
棚橋さん、恒例の昼食時登校!おまけに昼食後いないなと思ったら。前野さんのパソコン直し。なかなか進みません。2週間くらい前から下台に脚を取り付けるほぞ組みに苦戦中。きつくて入らない、足が斜めに立つので叩いて打ち込めず端金も架けずらい。今日なんとか仮組みまで行きましたが次回うまく組み上がるかな・・何とか展示会に間に合わせようと仕事を休んでも水曜登校を考えているようです!
斉藤、座と背と頭部の計8箇所の貫のほぞ加工が完了。両側面が何とか立てられるようになりました。(学校ホームページ写真に写ってます)次回以降は金具留めのための穴掘り、座面下の貫の補強加工、背の丸面削り、それに座面もまだだし、何とか今年中にできないかなあ。でもまあ今日はここまで。あとはせっせとダニエル倉庫にあった雨ざらしの家具部材を壊して原材料つくり。楢、樺、分厚い合板に金具いい材がたんまり取れそうです。
森口さん、中級、上級がそろって機械加工ということでなかなか機械が空かず思うに進まない様子。木の塊りみたいになるのが気になるなと言いながら水曜日に期待の様子で早めにさようなら。
関口さん、今日は別口の忘年会があるとかでお休み。部材と残りの端材を並べて展示しようか、それとも新しい模型を作って急場をしのごうかとなんだか弱気の発言。部材の2次加工までいってるのですから何とか構造が分かるくらいにまで展示できないのかな…どうも全体の様子が分かるのは7月の展示会かな…
酒井さん、今回の展示会はプロモーターに徹するようで、現物の製作は谷田木材で材料を調達してからとのこと、やっぱり7月期待かな。
ということであと5回ということも確認せず、上級の皆さんにご一緒にと誘われた忘年会へ。飲むことだけはすばやく、確実に進むのです。去年の忘年会は会場も決めてなく伊勢原の町を探し回ったな・・今年も斉藤が大声で騒いじゃったな。反省! ま、年も歳も忘れる忘年会だから 
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2011年12月10日の授業

2011年12月11日 | Weblog
初級は、椅子の塗装です。半分ぐらいの人が完成しました。
今日の内容

最終タッチアップの写真 

有福講師のタッチアップを見る生徒さん

最終塗装を待つ椅子の列


中級は、額の製作です。
機械加工の実技写真

出来あった額と小机



専攻科
ここまで完成 発表会に間に合いそう?

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2011年12月3日 上級特派員便り

2011年12月05日 | Weblog
上級特派員便り

2011年12月3日 @伊勢原校   雨

今週も引き続きキャビネットの製作。
つい2,3日前は小春日和の良いお天気だったと言うのに、今日の伊勢原は天気も悪く、えらく寒くなりました。

長い、長い工程を経て、キャビネット製作も最終盤になりました。前回も述べましたが、キャビネット製作は実に様々な工程があり、それらのどの工程もおろそかに出来ず、家具製作は気の抜けない神経の磨り減る作業です。集中力が続かない歳になるとなかなか大変な作業で、どうしても工程のいくつかはちょっとした失敗の虫に出会います。集中力だけではなく、無論技術の未熟による失敗もあります。それでも以前に比べれば失敗の数も減り、失敗の深刻さも軽くなってきたように思います。やはり教わるだけのことはあります。生徒の質は低くても教師の質が高いのです。

今週は、残りの作業である引き出しと扉の作製です。
扉は飾り面取りをスピンドルまたはルーターで加工。左右の扉の組違い加工。丁番が綺麗に収まるようにトリマーで彫る。
引き出しは、前板の左右と上部の縁を片ぎんなんの飾り面取り。下部はR加工。また、左右は側板を組むための丸鋸加工。
先板には側板を組み込む溝彫りのスピンドル加工と底板用の溝加工。側板には先板を受ける切欠き加工と底板用の溝加工。スピンドル加工前に加工寸法に併せあらかじめ毛引きをしておく。そうすることによって切削面が綺麗に仕上がる。細かいです。
ところで、ケビキは毛引きでも罫引きでも、どちらでも良いそうな。
前板は、基本的に木裏を表面に出し、木目は左から右に流れるように選ぶのが綺麗に見えるのだそうな。そんなこと、かって考えたこともなかった。このように細かいことが色々あってとても覚えきれません。
引き出しの組み立ては、前板と側板はボンドと釘。釘も内側に斜めに打ちます。釘はあらかじめダボ穴を開けておきくぎを打ち込んだ後テーパーダボを打ち込む。
先板と側板は、ほど穴のような溝加工を施した側板にほぞ加工のような先板を嵌め込んでボンド。底板は、前板、側板、先板の溝にはめ込んでボンドはせずにタッカーで固定。
あんなこんなで、覚えきれずに抜けた加工もあったかもしれませんが、引き出し組み立て完了。

本日の佐宗おやつはリクエストのあった「山梨県産巨峰の干しブドウ入りチーズケーキ。前回同様美味しい。作りも味も一定しているのがすごいと思う。
伊勢原訪問中の横浜事務所の大谷さんにもおすそ分け。秋葉さんには話さぬようにと釘刺され。


写真1: 扉の飾り面取り

写真2: 側板の加工

写真3: 引き出しの組み立て
  
写真4: 引き出し用取っ手数種

写真5: 本日のおやつ チーズケーキ


『お道具拝見コーナー』その9(三枝氏投稿)

今回は、正野先生ご愛用の筋罫引きの紹介です。
この罫引きは 正野先生が、職業訓練校に在学中に製作した物だそうです。
普通の罫引きは棹と同じ方向に楔が入っており、この楔を締めて棹を固定する物が多く使われていました。
しかし従来の罫引きの欠点は、楔を締める時に どうしても棹が若干動く事です。この欠点を改良したのが 縦にカンヌキが入る形の、写真の罫引きです。
私は大田区の職業訓練校の木型課でこのタイプの罫引きを使うのを見た事が有ります。 精度を要する木型製作においては、必然的にこのタイプの罫引きが使われたのでしょう。
今ではネジで締め付けるタイプの罫引きが安く購入出来るので、市販品を購入すれば用が足りると思いますが、矢張り自作した物には、格別の愛着が有ります。余り見掛けないこのタイプの罫引きを製作する事をお勧めします。 
このように道具類を自作すると、道具に対する理解が深くなるばかりでなく、工作技術の向上にも役立ち、木工を深く理解するきっかけにもなるでしょう。
写真を見て戴くと、その構造は理解できると思います。 罫引きには、色々な形が有ります。 持ち易い形を色々工夫すると面白いでしょう。
青雲の志に燃える(?)正野青年が、多忙な職業訓練校での授業の合間に、指導教官の罫引きを真似て製作した記念の、愛着ある品物なのだろうと思います。
木工を長くやっていると、何故か時として物作りに自信を無くしたり、木工が嫌になる時が必ずあります。
そんな時には、木工に情熱を傾けた当時に製作した、このような罫引きを見て、初心を思い起こし、惰性に流されがちな現状を反省し、新たな目標を立て、気分を新たに木工に取り組める、そんな記念の品物を持っている人は幸せです。

写真6: 罫引き

写真7: 罫引き、縦に入るカンヌキ

文責・編集  堀江


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12月3日の授業

2011年12月05日 | Weblog
今日は、全クラス伊勢原です。
朝から強い雨が降りました。初級は、椅子の塗装です。


タッチアップの写真

中級は、ルーターの使い方です。
頑張る生徒さん、

トンボをルータで彫りました。

今年の新製品は?
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元町で専攻科発表会

2011年12月03日 | Weblog
元町で専攻科発表会と入学説明が、元町で開催
専攻科作品「椅子」展示会
開催日時 2012年1月7(土)~9(月・祝)
開催場所 横浜市中区元町3-126 ダニエル元町本店
営業時間 10:30~19:00
※体験コーナーなど専攻科生徒による会場案内は各日17:00まで。
体験コーナーは事前予約不要です。当日先着順となります。
楽しく学び、暮らしに活かせる「家具の学校」2011年度生募集中!
専攻科の生徒さんとの打ち合わせ。

出展用の椅子を製作

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