家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

暑気払い の写真

2010年07月28日 | Weblog
恒例の暑気払い約70名の方が参加しました。
島崎校長、高橋校長、講師の方たちの写真

VIP待遇の中級の生徒さん達



島崎校長監修のテレビが放映されます。
8月27日NHK教育夜10時から 美の壺「日本の椅子」

暑気払い 7月24日の授業

2010年07月26日 | Weblog
初級、午前中実技の授業

午後は、島崎校長の講義でした。


中級は、午前中島崎校長の北欧の家具の現状についての講演がありました。
上級は、木工家具試験の模擬試験を行いました。
専攻科は、島崎校長に図面等を見ていただき指導を受け次のステップに進みました。

暑気払いの写真は、後日掲載します。

専攻科の夏休みバージョン

2010年07月25日 | Weblog
斉さんのメール
早くやろうと思ってましたが、やっぱり今日になってしまいました。木、金が定期発行日です。

17日は予定していた図面完成の日。
でも出来上がったのは関さんだけ。17日朝には、先週の休みをものともせず、81個にもなるという部品図も完成。
(同じ部品があるので図面は81もない)いろいろな厚さで出来ている
ヒノキ材を買い揃えて、材に寸法を書きこみ24日完成予定の1/5模型作製に着々取り組んでいました。
さあ出来るでしょうか!と、これくらいプレッシャーかけとくのがちょうどよいでしょう。
 酒さんももちろん完成してる?んだろうな! 森さんは初級のお手伝い。何処まで進んでるのかな・・
残り生徒4人は17日現在終了めど立たず。
  内さん酒さんから一言あるかな?・・
斉は寸法から。何とか終えようとは思ってるですが、頭の中と寸法線がゴジャゴジャ。
ある程度進んで、酒井さんに見て貰ったら、「ちっとも必要のない」上面図の間違いが見つかり、上から見た木の厚さと幅をまたやり直し。先週悪口言ったタタリでした。
明後日午前中で曲面の半径とか入れてさて見られるような図面ができるのでしょうか。

中さん、山さん、棚橋さんは全体の枠ができ、図面を描く場所が確認出来た程度。山さんは水曜日特別自習。でも皆さんサッサッサーと出来ちゃうのかな。
何だかいらいらしながらやってる斉は気になっているのです。

で、ともかく今日は暑気払いの練習をしておこうという事で、ジョイナス地下のライオンでみんなで軽く一杯。
酒さんと中さんはフォークとナックル違いでもめ、斉はチェンジアップはどしてアップなのだ、ダウンじゃないのかと文句言ってました。
(酒さんは草野球の現役ピッチャーだそうです)

土曜の暑気払いは荻さんも塾を金曜日に変更して参加するそうです。
市さんからも2次会には上級もまぜてのお誘い。
卒業生の皆さんいかがですかー  細さんは、唐さんの慰労会何だしなー どうするのかなー? 
 
<酒気帯び通信>酒さんより
「寝ていてもうちわの動く親心」・・・って、いやあ昔のシトはうまいことを言うもんですね。  毎度、返信堂です。

 さて21日(水)の補習授業(?)の生徒は山さんだけの個人授業(フィンガー5ではありません。)でした。発泡パネルを使って切った貼ったの大奮闘
でしたが、難しさがドンドンわかってくる(もらい涙)という一方で、
さらに図面との相関が明らかになってくる、という成果はあったのではないでしょう
か。(明らかになっても易しくはならない。)
 皆さん全員が、スケッチ→図面→モデル が一方通行の過程ではなく、
相互乗り入れ型の反復作業であってそれら全体を煮詰めていくことが「デザイニン
グ」らしいぞと、そろそろご理解いただけたこととご推察申し上げる次第でございます。
 私自身のアイデアは、「WEDGE
WOOD」つまり「クサビ」です。クサビで組み立てる、のではなく!、パーツ全てがクサビそのものとその受けだけでできている、という(またしても)
野心的かつ無謀な「俺たちに明日はないし金もない」的、だけどハッピーエンドを目指すぞというハリウッド方式です。ところが、私の場合パーツ数的には
棚 さんに次ぐのではないかという少なさのため、山本さんが材料と格闘している間に1/5図と部品図をアップできました。(でも島崎先生にはケチョンケチョ
ンに言われそうで怖いです。)
 伊勢原に移動しても1/5図と1/5モデルとの間で行ったり来たりは続きますから、まだまだ「お楽しみはこれからだ」ということです。  
では暑気払い(リボ払い希望)で。

 斉様 夏休み中も工房話し色々を楽しみにしていますのでよろしくお願いいたします。

専攻科は、島崎校長より5分の1図面とミニモデルを見てもらいながら問題点と改善点を指導を受けました。
説明時の写真



夏休み中どこまで出来るか楽しみです。
森口さん作品は、ブログに掲載http://blog.goo.ne.jp/masascat

中級と初級の授業

2010年07月19日 | Weblog
中級特派員便り

7月17日@伊勢原。晴れ、猛暑

中級特派員便り

引き出しのタッカー釘の頭をパテで穴埋め化粧。引き出し本体の底部分(左右側版、前板)のかんな掛けとサンドペーパー#180での磨き。
座板の板取り、鬼目ナットの埋め込みも行いました。
スツール本体のかんな掛けで前面(前脚、前幕板上下)を面一に、かつ平面になるようにかんな掛けとオービダルサンダーでサンド掛け。かんな掛けは力の要る作業。汗だくだくでした。
かんな掛けでスツール面が綺麗になる人も、また逆の人もいてわいわいがやがや、楽しいひと時でした。
本日でスツールの木工作業は終了です。
伊勢原校は本日でしばしのお休みに。次週は横浜で講義のあと納涼会、そして夏休みです。皆さんの夏休み中の自己研鑽が楽しみですね~。

写真1 スツール外面の仕上げのかんな掛け

写真2 かんな掛けの前にまず刃研ぎ

写真3 座面の鬼目ナット、各ナットに2箇所づつステープルで周り止め。丁寧な仕事です

写真4 磨きに専心

写真5 小さな凹みもアイロンで修正、手馴れたものです。

堀江
初級
リサイクルスタンドの製作



今年も開催 親子の木工教室

2010年07月19日 | Weblog
昨年開催し、大好評の木工教室を今年も開催!!
横浜の開国以来、約150 年の歴史を持ち、かながわ名産100 選(神奈川県商業観光流通課選定)にも選ばれている「横浜クラシック家具」。 その培われた伝統技術を現代に伝える㈱ダニエルの家具職人達と家具の学校のOBの方々が、モノづくりの楽しさと伝統技術の一部を市内の子供たちに伝えようと、「親子の木工教室」を開催いたします。モノづくりの楽しさ。親子のコミュニケーション。今年の夏は家族で熱いモノづくりに挑戦してみてはいかがでしょうか?
開催場所:横浜市西区岡野2-17-20 開催日:8月24日(火)
電話にてお申し込み可能 ☎045-311-4001 定員になり次第締め切ります。
詳細&申し込み申請書等はこちらから お申込書&概要

上級と専攻科

2010年07月18日 | Weblog
上級は、無事7月11日試験が終わり今日はリラックスして小椅子作りです。
脚は、ろくろで製作


専攻科のやり取り
斉さんより
もう8回目になるのでしょうか。関口さんはお休み。みんなで図面描きです。「スケッチとのキャッチボールで」なんては、言われてよく分かるのですが唯々慣れない作業、
コンマ以下の目盛、汚れる画面、1/5 or5倍こんがらかる数字  慣れていく事、やってみる事が勉強です、とは言われても・・
山さん、中さんは、正面、側面、平面(上面)図の下書きから。中さんは、レール定規と言うのかカーブの半径を図る定規で曲面を決めたり測ったり。(曲面が多くて大変そう) 
山さんは、さてどうやって書いていこうかと・・他の人と違って上面図がポイントだとか。水曜日にダニエルで特別自習ができるかなと相談していました。(自習の成果はどうなったかな?)
棚さんは、図面の下書きをとか言いながら、でもまだ1本脚にしようか2本脚にしようかと。そこで斉藤は1本脚、山さんは2本脚と好みはそれぞれ。余計に迷わせたみたい。
でも、遅れてても最後はきちんと仕上げる棚橋さん。図面描き最終段階までがちゃんとイメージされてるんだろうな。(まあ良く分からないからともかくやっちゃえ、
という行き当たりばったりの人はこの辺で困ってしまうのです。いつもそうなのです)
斉は相変わらずちっとも思うにままならず。上面図の背の角度によって、頭あて、背もたれ(横木2本と縦桟にしてる)、座面等に少しの材の厚さ分が図面に出てきて、それを側面図から読み取り上面図にまた測って記入、もう頭の中と図面が大混乱。
こんな上から見た時の木の幅や厚さ分なんて作るときに何の関係もねーじゃないかと、ココロの中で悪態をつきながら、でも「やってみる事が勉強!」と口では言ってます。
(側面が平行で正面と直角ならば上面図はあまり必要ないかな?) でもデバイダーがあると便利なことはよく分かりました。
(穴だらけでぼそぼそになりそ!) 図が他の人より簡単な事もあり、残りは寸法線と寸法あたりまで何とか行きましたが、さて17日はどうなりますやら。(毎回おんなじこと言ってるような気がします)
関さんは、24日に島崎先生に1/5模型を作って、見せたいと言ってましたが・・ それと、山さん中さん軟弱にならないで実物まで作りましょうヨ!
 棚さんも何とか山さんを仲間に入れて実物を作ろうとしてます。中さんは実物作って座ってみないと映画のシーンは再現できないと思うのですが・・ みんなで何とか作りましょう!!


1差出人関さんより
図面書きは、先々週でほぼ目処が立っていて、焦りは無かったので、
リクライニング椅子の図面を理解して貰うには、現物で示すのが
手っ取り早いと考えて、24日までに、構造模型を作ると大口を叩いて
いました。
一昨日に図面を完成させて、後十日で模型を作ろうとやり始めたのですが
模型のパーツの木取り表を作ってみると、なんと総数81点の部品が必要
なことが判明しました。
明日は学校に行き、来週は4日間外出予定なので、模型を作っている日数は
2日しか無いことに気がつき、この時間内で何が出来るかを考えています。
根を詰めてやると直ぐ腰が痛くなり、考えが纏まらないので、パソコンを開けると
斉さんの木漏れ陽通信に、私の大法螺が乗っているので、慌てて、言い訳を
書いています。こんなメールを書く暇があれば、少しでも作業をするほうが
有効なことは解かっているのですが。

酒さんより
漁り火通信  
 お暑うございます。
「夏はまた 冬がましじゃと 言いにけり」(江戸川柳)

●森さま ・・・ もうご自分であらゆる想定のもとで勘所をつかんでられるので「放し飼い」状態ですね。もし、「スタイリング」の処理に関することで
何かあればディスカッションしましょう。
●山さま ・・・ 側面と上面から交点を引っ張って来ないと正面は描けません状態(私だってそうしないとわかりません)ですので、明日はマンツーマン
でやりましょう。(いやでしょうけど)
●中さま ・・・ ターゲットとする資料がありますから、いかにそれを自家薬籠中のものにするかにかかっています。先人の苦労を味わいつつ図面化する
のも非常に意義あることだと思います。
●斉さま ・・・ 実際使わない(であろう)数値を入れるのは確かにイラッとされるのはよ~くわかります。現実には同じものを他人に作らせることは今
回ありませんが、誰がいつ取り組んでも再現できるようにと考えた場合、全体像の「絶対資料として」その数値が重い意味を持って来ます。製作そのもののた
めには部品図を別途描くわけですが、それはまたあくまで部品図であって、全体像を規定することができません。
●関さま ・・・ 大変であることに気付かれましたか。なにかやわらかい木で、ポイントになる部分や問題となりそうな部分だけを先行して確認する、と
いう手もあると思います。
●棚さま ・・・ 一本足か二本足か。それは、全体の存在感でどちらが自分の気持ちにフィットするか、でよいのではないでしょうか。ネジレの力を考え
た場合、それへの対応性から言えば二本足のほうが安心はできるでしょう。それと、実際はあまり背当ては使わないかもしれないということとは別に、背当て
の形状は、棚橋さんの場合、全体のスタイリングのポイントにどうもなりそうな気がします。(つまり一番見た目の印象に効いてくるということです。)です
から、ギリギリまでスタイルにはこだわっていいと思います。                   (専攻科名簿順)


専攻科のお話(メール)

2010年07月13日 | Weblog
斉さんのメール
通信書かなきゃなあと思いながら今日になってしまいました。あと数時間で土曜日です。
設計図の方は、関さん以外あまり進みません。皆さん、あと2回あるからでダレてないでしょうか・・(あと2回しかないのです)
関さんは、明日10日がお休みという事で精力的。でもリクライニングの折りたたみという事で、ぶつかる部分がないように全ての可動部分を円弧で表し、横眼で見てても決して注目する気のおきなような複雑ゴジャゴジャ図面。最後に酒さんに確認してもらうものの酒さんもよくは見てない感じ・・!
斉さんは、大きさ、重さ、上部のバーの位置等の関係で、「A型椅子」から「k型椅子」へ大幅形状変更。なんだかガンダムのママの椅子みたいになってきました。何とか製図に取り掛かりましたが、やっぱり図のバランスが変だったり、椅子の名前や縮尺を書く欄が所定の位置に取れ(取ら)なかったり。図の中でも、座板・背あての、長さ角度の組み合わせがちょっとずれると、うまく思っていた位置に収まらなかったり・・図の汚ればかりが時間とともに進行し、気は焦りながら、こんな重くてでかい椅子を作って、さてどうするのだろうとの基本的悩みも出てきて あーあ、今日はここまで。山さんは余裕。午前中全体形状のデザインを考え、午後は県立能楽堂へ。人間国宝の沖縄民謡を鑑賞し、夕方夜の予定に合わせてピッタリ帰着。これくらいのペースで行かなくては雲の上の椅子は出来ません。
棚さんはともかく緻密に自分のデザインを。時間をかけてる分、他の4人は何だかどっかで見たような椅子になっていくのですが・・棚橋さんは自分なりの椅子ができるようで・・ フームなるほど、と斉藤は横目で見てます!
Nさん、Mさん 深く静かに潜航(先行)せよ 何処まで行ってるのかな・・?  SAIの横眼にはなかなか入ってこないのです。
SAさんは、もちろんゴジャゴジャしたザッパな質問にも負けず、言いたい事は言い、でも自分の図面はしっかり進んでいきます。「さすが!」(こんな単純な一言表現は酒さんから注意を受けます)
と、斉の勝手な思い込みと偏見をいっぱい書きました。 さあどうだ、明日の朝までに異論、反論書いてみろ! ナンテ・・

酒さんのメール
コモエスタ通信 ・・・コモしか合っとらんやないか! というツッコミ(予想)ありがとうございます。酒井返信堂です。(井上ひさし氏が遅筆堂なの
で。)早く本題に行け? はいはい。
 特にコメントはありませんが、斉さんよく見てますねえ。確かに、関さんの図面は「見」てましたが、「視」てませんでした。あの、線より数字のほう
が多い関さんの図面はほとんど占星術師の世界のようで、もう私の視力の問題外のソトです。今はただ武運長久(!?)をお祈りするばかりです。
 さて、皆様、ここへ来てわかってきたことは、「図面描き」は文字通り図面を描くだけでは済まない、ということではないでしょうか。スケッチはどうして
も自分の目に都合のいいように描いている(もちろん私もそうです。)ために、寸法を導入し、角度などを設定していくにつれて、「ヘッ?」「アレッ?」状
態になります。
なりましたよね? それは当然の成り行き(プロセス)であって間違いではありません。 まあ間違いなんだけど、プロセスはそれでいい、ということです。
ここで一回「途方に暮れる」というのが重要なんですね。これが、「ユニークさ」と「一般性」のバランスの中で「他者の共感」を得なければならないデザイ
ンというものの醍醐味なんですよねっ、斉藤さん!
 で、図面の上で外観(スタイリング)の手直しをせざるを得ない、ということは、スケッチで「デザイン」が終わったわけではなくて、図面でもそれが続行
している。とすると、「図面描きもクリエイティブワークなんだと考えたほうがいい」ことになりますね。 それが、何度も申し上げています「スケッチと図
面の行ったり来たりが起こりますよ」ということなんです。(デザインギョーカイでは、そこに粘土モデルや、簡単なウッドモデルなどでの確認作業をはさみ
ます。失敗による億単位の損失を防ぐために・・・。それでも失敗するんですけどね。 )(苦笑)
 ここのところのプロセスでは、現実的な着地点を見出すことが仕事になります。けれども安易に妥協のほうに動くと(山さんが時々叫んでいるよう
に、)「あれー、フツーになっちゃうじゃん!」てことになりがちですから、どこまで自分のイメージで引っ張れるかがポイントになります。(自分の世界か
ら出て、ほかの人の意見を積極的に聞くことも大切です。)
 あまりコメントがないと書き出した割には、書いてしまいました。あと1週間、踏ん張りましょう。  
木工試験の方々のご健闘を祈りつつ。 


7月10授業その2

2010年07月12日 | Weblog
中級特派員便り

前週の引き出しの板取り加工に続き、引き出し向板加工、底板ベニア用組み込みミゾ加工、そして前板のつまみ用加工。そののち、内側用の板材に丁寧にサンド掛け@#180。
組み立ては、側板と向板の組み立てとボンド、そしてタッカーで固定、底板をミゾにはめ込んで前板の組み立てとボンド、そしてタッカーで固定。微妙なゆがみを調整してはたがね締め。
組み立てはだいぶ慣れた(筈の)作業ですが、ボンドを付けると乾燥せぬうちに要求される作業に慌ててしまいます。組み立てて、初めて分かる、それまでの作業の丁寧さ・・・・です。最後に底板をタッカーで固定しました。


写真1:丁寧な講師の組み立ての説明です

写真2:自作のつまみです

真3:皆さんそろって、加工作業の説明には真剣に耳を傾けます

写真4:こういう引き出しになりました


堀江
専攻科のメールを後日掲載します。